柴犬家族との徒然 Shiba-Inu


by 香龍

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カテゴリ:犬道!!シバツレ流( 9 )

犬道!! シバツレ流8

b0057675_2283012.jpg前回の「犬道!! シバツレ流7」では、犬との暮らしをより良い方向へ導く為に、誰もが出来る行動として「待つ事」を紹介しました。

今回も、ワタクシ的な、誰もが出来る行動を紹介したいと思います。

それは、、、、、。
「飼い主さん、野獣になれ!!」です。

、、ちょ、、ちょっと大げさでしたか(≧▽≦;;;)
え、、えー「ケダモノ…」、、「ケモノ…」、、、。
もちょっとソフトに。。

「犬になってみよう!」って事ですワ!!


人と犬、、我々はそれぞれ別種の「格」を持つイキモノですよね。
人は人としての格、犬は犬としての格、、。
どちらの格が上とか下とか、そういうものではなく、、ただ、違う格を持っている、それだけの事だと思います。

、、人と犬の暮らしを考えた時に、犬を相手に「ニンゲンの言う事を理解しろ!言う事を聞け!」とだけ言うのは酷なもの。

逆に、犬には無理でも、人には出来る事…はありまして、、。
それは、人は種を越えた相手の身になって考える事が出来る、という事ですワ。
、、犬に人間側に歩み寄るよう要求するのと同じくらい、人が犬側に歩み寄ってみるのです。


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勘違いされる方はいらっしゃらないと思いますが念のため、、。
「相手の身になって考える」という事、、これは、「犬道!! シバツレ流(1)」にもチラリと「中途半端な同情心は、無関心よりタチが悪い…」と書いておりますが、、。
犬に感情移入する事とは、ベツモノなのですよね。

同種であるニンゲン同士ですら、他人の頭の奥底は計り知れないモノ。
どんなに感情移入しようが、犬の頭の中がホントウの所はどうなのか(スピリチュアルな話はこの際除外するとして)、、これまた計り知れないのではないかと。


例えば怪我をして痛そうな風情の犬が居たとして、、。
「痛いよう、この痛さを誰か判って欲しいよう、優しく接して欲しいよう」と思っているに違いないから、いつもより優しく声をかけ、いつもより甘く接する、、とか。
「痛い痛い、、けど、構わないでくれ、放っておいてくれ」と思っているに違いないから、ヘタに刺激しないように見守るようにする、、とか。
、、人が何種類もあれこれ想像して接してみたところで、ホントウの所犬がどう考えているかは判らない。

誰にでも判る事は「怪我をしている」「痛がってる」という程度かと。
当犬の痛みの強さや、どんな痛みなのか、、なんてのは、、ニンゲン同士ですらどんなに説明しても、他者にはマトモに理解出来ない事が多いのですから、いわずもがな。


、、にも関わらず、結局は、、否応無く飼い主は犬に「怪我を治す」という一つの道を通らせざるをえない、、、。

それが「現実」なんですよね。


大変な怪我を治すには、治療を受けさせる事が必要となるでしょう。
(ここをご覧になってる方には、治療が必要な犬を放置するような方はいらっしゃらないはずですが(≧▽≦))
治療を拒む犬、、素直に治療を受ける犬、、、、。
どちらが「怪我を治す」という道を通るに適しているか、、、。

ここまで「犬道」を読んで来られた方には既にお分かりかと。
やはり人も犬も、その状況に於いて、可能な限りゼロに近い状態である事がベターでしょうね。

犬が何を考えていたか、知る事が出来ても出来なくても、、。
そら〜滞り無く早く治った方が人も犬も双方ハッピーに決まってますがな(≧▽≦)


、、結局は、めぐりめぐって、常日頃から如何に人と犬が基点をキープ出来ているか、、という事に関わって来るのでは。
となると、そこに感情移入する余地がどれだけあるでしょう。
「犬道!!シバツレ流6」に書いているように、これもまた、日々の暮らしの中の様々なプラマイ経験をゼロへと導いてやる事の、ひとつなのだと思うのですよ。


、、、さて、ハナシを元に戻しましょう(≧▽≦;;)

というワケで。←?


この、ワタクシ的な「相手の身になって考える」という事とは、こういう事なんですワ。

犬に最も判りやすい意思疎通方法は、「犬の意思疎通方法」だと思うのです。
だから、チビズに最も判りやすいワタクシ=犬になったワタクシ(≧▽≦)

皆様ご存知のように、ワタクシのお手本は野生やチビズ達ですが、、。
、、ワタクシの頭の中には、いつも架空の上位犬やボスオオカミ等が居て、、彼等だったら、どうするだろう…と考えるのですよね。
そして、その個体になったつもりでチビズに接するんですワ。
勿論、野生だって全て同じ行動や性質を持っているワケではありませんので、あくまでも傾向的なお手本として、ですが。

前回チラと「チビズのマネッコをしている」と書いたワタクシ。
その延長線上で、誰もが出来る事…を今回は書いてみようというワケです。
、、、相変わらず前置きが長くてスンマッセンな〜(≧▽≦;;;)




ケダモノになれ(≧▽≦)!その1
「"言葉"を捨ててみよう」

上に書いたように、、当たり前の事ですが、犬が最も理解出来る相手は犬。
彼等はどうやってお互いの意思疎通を行っているのか、、お分かりですよね。
態度や行動や声(吠えたり唸ったり)…で行われてますが、そこに「言葉」はアリマセン。

「犬道!! シバツレ流3」にもチラリと書きましたが、、。
人は自分が思うよりもずっと「言葉」に頼りがちです。


犬と意思疎通が既に充分出来ている…という場合なら、それはそれで問題はありませんが。
もし、犬との意思疎通にイマイチ納得出来てない方がいらっしゃったら、、それは、ひょっとしたら「言葉」に頼り過ぎているのかもしれません。
一度、言葉を持たないイキモノのマネッコを試してみるというのもアリですよ〜。


真に落ち着いて穏やかで、立場的に上位の犬は、やたらと声を発しません。
「弱い犬ほど良く吠える」という諺がありますが、まさにその通りなんですよね。

特に高いトーンの声は、犬世界ではだいたい"弱い状況・立場"に居る場合に発するもの。
ですので、、、人が(犬にとって)必要以上に年中ハイトーンで話しかける、というような行動は、犬の目から見た「人の立場」に少なからず影響を及ぼす、と考えております。


たま〜に相談者を見てオススメしている事ですが、、(≧▽≦;;;)
例えば、、試しに一週間位、無言で接してみるってのも、けっこう発見があるんではないかと思いますワ。

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その場合、せいぜい言葉を使うのは、犬を呼ぶ時の「名前」程度にしておくんですな。

しかし、叱る時等には、名前は使いたくありませんので、、。
犬の行動をマイナスに導きたい(我慢させる、何らかの行動を止めさせる等)時の為に、プラスαで、、口笛とか、手を叩く、指を鳴らすとか、、犬の意識をこちらに向ける「音」を決めておくと良いかと思います。
(我が家に来られた方は、ワタクシがチビズへの注意喚起の音として「チチチ」と軽い舌打ちを使っているのをご存知かと(^^))


言葉を封じるとすれば、自然に、態度や動作や眼や表情や念力(!?)で意思疎通を図ろうとするのではないでしょうか。
、、、それが、犬的な意思疎通への歩み寄りだと思うのですよね。
言葉に頼らず、どれだけ自分の意志や気持ちが伝わるか。



ケダモノになれ!その2
「いつもより多めに 回し… 動いてみよう」

少々以前に、、犬はチンパンジーよりも人のジェスチャーを理解出来るらしい…という研究結果が出ていたのをご存知でしょうか。
、、、あまり詳しくチェックしては居ないのですが、その研究結果になんとなく納得できるような気がしたワタクシ、、。
それだけ犬は長い歴史を、、人と寄り添い生きて来た、という事なんじゃないかな、と思いますワ。

しかし、やはりニンゲン的なジェスチャーだけではなく、犬に判りやすい動作も導入した方が、、更にパワーアップして伝わりやすくなるのではないかと。

犬的な動作として「噛む」「つつく」等がありますが、それらは誰にでも出来る行動ではアリませんし、、。
同様の意味合いで人が行動をする場合も、やはりある程度の経験や知識が必要ですので、、誰にでも出来ないマネッコは除外です〜。



別に難しく考える必要は無いのですよね。

例えば、、。
犬に「ここからアッチに行くな!」と伝えたいなら、その行く手を阻めば良いんですワ。
、、、落ち着いて穏やかな心境で。


向こうに行こうとする犬の前に立ちふさがって、その先に行かせない。←犬的な動作

その際に、コチラの意思をうかがってもらえば(アイコンタクトが代表ですが)、意思が伝わりやすいので、、なかなかうかがわない時は「音」を使って意識を向けてもらう。←言葉以外の意識向け

意識が向いたら「行くな」と心で伝え。←念力(!?)(≧▽≦)

手や身体で「行くな、止まれ」と伝える、、、。←ニンゲン的ジェスチャー


これらは別に順番が決まってる訳では無く、全部一緒くたに行動してもいいんです。
前回、伊佐蔵とレイカの例で書いた通り、犬は一瞬でそれらを認識する能力を持っている、と思いますので。
要は、どれだけ伝わるか。

最終的に犬が方向を変えるまで「待つ」or「戻れ」とジェスチャー、、。
犬がアッチに行く事をやめ、替わりに別の場所で落ち着く事を選択するのを見届けたら、完了、、という感じです。

同じ状況になる度に繰り返す事で、犬の納得度が上がって行くのでは、と思いますワ。
、、あえて、わざとそういう状況を作り、集中的に練習すると飲み込みは早いかと。


ただ、、難しく考える必要は無くても、、、。
犬の方がずっと素早く動ける、というのがネックなんですが!ワハハハ!!!!

だもんで、最初は家の中等、、動きがカンタンに制限できるような状況で、犬があまり興奮していない時、等々、、出来る範囲で、こういう事をやってみると良いのではないかと思います。
例えば、台所で調理中に入ってきて欲しくない時、、いつも窓辺に張り付いて番犬業が激しい子に別の場所で落ち着いて欲しい時、、ソファやベッドに乗って欲しくない時、、。

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前回、一例で書いた、ケージが苦手な子に対するケージ練習も根っこは同じです。
犬に中に居る事に納得させる事が大事ですので、、最初は扉は閉めずに、自分の手足(身体)を使って、出ようとするのを阻めば良いんですな。
落ち着いて穏やかな気持ちであれば充分。音も必要ないと思いますワ。
、、それが犬的動作で「出るな&ここに居ろ」と言っている事と同じ。

そして、お互い完全にゼロの状態になった事が確認できるまで、そうやって「待つ」んですワ。
以前も書いたように、最も意思が伝わりやすい状態であり、犬も納得しやすいと思います。

そういう子の場合、犬が納得出来ていない内に扉を閉めて閉じ込めてしまうと、、「中に居なさい・出てはダメ」という意思が伝わりにくいと思うのですよね。
それでは、ただの「閉じ込め」かと思います。
ヘンな例えですが、洞窟で落盤して閉じ込められるのと大差無い、、とワタクシは思うのですよ。

「相手の身になって」考えてみれば、、、狭い場所に閉じ込められる事がイヤだ、怖い、、、、よりも、、。
まず。
何の意思疎通も無いまま、、自分の意志も何も関係なく、自分の行動を制限される事、、が受け入れられないのでは。

ニンゲンだって「ちょっと鍵かけますけど、戻って来ますので待ってて下さいね」と某部屋に閉じ込められるんだったら、「あ、判りました、待ってます」って言えますけど、、。
何の意思疎通も無いままに、某部屋に入れられ、ガチャっと鍵をかけて行かれてしまったら、、。
「え?どういう事?何で閉じ込めんの!?」って慌てたり、不安になったりしますよね〜。


犬がケージの中に居る事に納得できているという事は、飼い主の意思を汲み取ったという事だとワタクシは考えております。
ましてや、そういう穴ぐらのような場所の居心地の良さは、本能的に受け入れやすいはずですもんね。
、、それから扉を閉める練習をする、、中に居る時間を伸ばして行く練習をする、、とかね。
まあ、前回書いたように、、あくまでも一例ですけどね〜。


これらは、どうしても犬の行動を抑制する場合に使う事が多いです。

しかし、最近の日記でボチボチと書いた、リハビリ担当者さんとのワタクシの会話をご存知かと思います。「家族なんだし」から数記事続いてます)
これらは、人のためでもありますが、同時に犬のためにもなっているのですよね。
犬のゼロ基点を保つ事にも有効ですし、、人&犬の暮らしに於ける、安心や安全の構築に有効だと思うのですワ。


いやいや。そんなゴチャゴチャ難しい事は置いといて、、。
、、言葉なんぞに頼らなくても、愛犬と意思疎通が出来る、という事がどんなに素晴らしい事か。
ますますお互いの存在価値が高まる事、請け合いますよ〜(≧▽≦)


言葉を乱用せず、行動や動作や音で、犬とのこうした意思疎通が出来るようになり、それを繰り返す事でそれが強固になっていけば。
上の例えの「アッチに行くな」も、、行こうとした犬に気づいて、遠くから「音」を聞かせるだけで「あ、行くなって言ってるんだ、、ハ〜イ」と行くのをやめる、、ようになったりしていけますよ〜。

そして、こうして培った事は、別の状況にも応用できるようになっていくと思います。

ウマいこと、コマンドを併用するといいでしょうね。
ただ、コマンドもあまりにも連発すると、犬にしてみれば「無駄吠え」みたいになってしまう事もあると思いますので、、お気をつけなすって(≧▽≦;;)


飼い主さんと犬と一緒になって、ゲーム感覚でアレコレ試してみると良いと思いますよ〜。
例によって、、、全ての人と犬の、全ての状況に於いて、完全に同じ対処で済む事は無いとワタクシは考えておりますので、、飼い主さんと犬だけの関係を構築してみて下さいまし。

例え話で、いつも細かく具体的な事を書かないのは、そういうワケなのですワ。
犬と一緒になって、世界にひとつの答えを見つけるヨロコビを、、感じて欲しいのです。
by koryu_misumi | 2012-04-05 21:42 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(4)

犬道!! シバツレ流7

b0057675_2283012.jpgしばらく間が空いてしまいましたが、、久しぶりの「犬道」です。

ワタクシ的な、、そして専門的な知識や経験が無くても出来る事…をこれまで書いて来ました。
誰にでもやろうと思えば出来る、飼い主の在り方。
誰にでもやろうと思えば出来る、自分ちの犬の捉え方。

勿論、"人と犬の関係"ってのはこれらだけでは、、全くアリマセン。
既に書いているように「沢山ある中のごく一部」に過ぎず、、ワタクシの頭の中にある事で、ここに書いていない事は他にも山ほどあります。


、、人と犬の間にあるものは、実際は、目に見えない、具体的なカタチの無いものだと思います。
根本は「イキモノ対イキモノ」という間柄なのに、それが「ヒト対イヌ」というフィルターを通る事で、どれだけ光が屈折し乱反射してしまう事かと。

それを一部だけでも文章にする事、、そのものに、もう無理があるような…とも思ってるワケですが、、。
しかし、ここまで書いて来た文章の隙間に、目に見えないモノをいっぱい詰め込んでいるつもりですので、なんとか伝わると嬉しいです。

まあ、その他にも。。
ワタクシの文章力に限界がある事も勿論ですが(≧▽≦;;;)、、他にも直接肌で感じてもらう事でしか、伝えられない事も沢山ありますしね〜。

ゲージのゼロ基点の所にある「(ハッとする)」をわざわざ( )で囲んでいるのは、、一部にはそういう理由もあって、、です。
後で余談で書きますね〜。


、、というわけで!!これから広げる巻物は!

秘技!
「犬道 シバツレ流、自分と犬の関係をより良い方向へ導く為に!!」

前置きに書いた通り、、やはり、誰にでも出来る事を書いて行きたいと思っております。
これまでは、概念的なハナシが多かったと思いますが、ここからち〜とだけ具体的な事を。
でもって、専門的な監修が必要ない程度の事、、ですかね。

その前段階として、犬道1〜6迄に書いた事は頭に入れてもらえると有り難いです。
(カテゴリに前置き〜6までアリマス〜)
最初の巻物を踏まえた上でなければ、次の巻物の意味が損なわれてしまうと思いますし。
その二つを更に踏まえた上での今回の巻物だと、ワタクシは思っておりますので、、。



犬との暮らしをより良い方向へ導く為に、誰もが出来る行動の、、シンプル「第一位」は「待つ事」かなと、ワタクシは思っております。
言葉を変えれば「根比べ」とかになっちゃうのかな(^^;)

まず飼い主さんが落ち着いて穏やかな状態で、、次に犬が完全に落ち着いて穏やかな状態になりきるまで「待つ」んですな。


この時にありがちなのが、完全に落ち着いたのを確認せずに次に進んでしまう事。
、、、これは犬に「完全に落ち着かなくても良いんだよ=中途半端に興奮しててもいいんだよ」と言っているのと同じ事ですので、、貫徹するのが肝要かと。


そして。
待っている間の飼い主さんの気持ちの揺らぎ。
既に書いて来た通りの事ですが、、ついつい、集中して犬をガン見し過ぎたり、、無意識にイライラしたり、焦ったり、不安になったり。

例えばケージに入る練習中に、「嫌がってるんじゃないか」とか「もう落ちついたかな、まだかな、遅いなあ」なんて余計な意識が入ると、、見抜く子は見抜く…んですな。
で、「ケージ(の練習)」にマイナスイメージがついてしまう。


…数年間ケージ(バリケンだったか?)に入らなかった子に、ケージの練習をしようとされた飼い主さんがいらっしゃいました。。
飼い主さんは心配性な方のようにお見受けしましたので(≧▽≦;)←鈍い人
無意識にでもケージの中の犬を心配してしまうとヨロシクないと考え「雑誌を読むとか、携帯でメールしてたりとか、何かリラックス出来る事をしてると良いと思いますよ」というような事をお伝えしておりました。

、、勿論、理想は穏やかで落ち着いた心理状態で居てもらうのが良いとは思うのですが、、やはりこれも既に書いてきたように本人は「そのつもり」でも、なかなか実際はそうは行かないもの。
となれば、意識的に自分をそう言う状態にしてみるってのもアリだと思うんですよね。
で、雑誌とか携帯をオススメした、というワケ。

具体的な手順をお伝えして、、出入りの練習から始めて…3回目の練習の時だったか、、。
飼い主さん、読書しながら、、いつの間にか居眠りされちゃったのですよね。
でもって、気づいたらケージの中で犬も寝てた。

それでオワリ。でした。

犬はケージの中が落ち着いて穏やかな状態で居られる場所だと認識して、、以降は自分からケージで休むようになったのですワ。
、、居眠りなんて、ある意味、究極の穏やかな状態ですよね、ワハハハ。

これはごく一例ですし、全ての犬のケージ練習に通用する訳では無いかと思いますが、、。
飼い主のゼロ状態と犬のゼロ状態が、バッチリ連動できれば、、伝えたい事が伝わりやすく、それで犬は納得できるんだと思うのですワ。
場合によっては、これを何度も繰返し一緒になって経験し、積み重ねる事で、犬の納得度をあげて行く、、。

勿論、この場合、、それ以前に、犬にとってケージを出来る限り居心地の良い場所にしてやっておく…て事もプラスαで考えておくと更によろしいかと。
大好きなニホヒのするモノを入れてやっておく、とか。
その子に最適なサイズのケージかどうか、とか、、、。

、、ええ、、ケージのサイズを変えただけで、ス〜っと入ってくつろぐようになった子も居りますからね〜(≧▽≦)

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ゴハンだって器を持って行く前から「チョーダイチョーダイ!!!!」なんてワンワン大興奮の犬が居たら、、。
例えば、落ち着く迄、器を持ったまま待ってみたり、ね。
これだってど〜しても落ち着いて待っているのが難しそうなら、、テレビなんかぼ〜〜〜っと楽しく見ながら待ってみるのもアリかと。
で、犬が落ち着いたら、近づく。
またワンワン言い出したら、その場でまた待つ。
器を置こうとした時に、慌てて口を突っ込みそうなら、また器を持ち上げて待つ…。


散歩に大興奮する子が居たら、、多分、準備段階から興奮してる子が多いでしょうから、、リードをつける時、玄関を出る時、、。
お互い「完全に」落ち着いたのを確認したら次の行動へ移る、、てな具合ですかね。
散歩中もビーンと引っ張ったら、止まって待つ、、、緩んだら歩く、、。

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この、「待つ」間に感情的になってしまっては、、ヘンな言い方ですが「負け」になってしまうと思うのですよね。
伝えたい事が伝わりにくいのは勿論、「犬道!! シバツレ流(1)」に書いたように、犬は自分よりも感情的な相手を、自分より上位の存在とは認識しにくい、とワタクシは考えております。
という事は、伝えたい事に対して、犬も納得したくないのでは。

相手が見抜くチカラの強い子となれば、、そこで感情的になってしまうようでは、、例え30分待とうが、1時間待とうが、待つ意味が無くなってくると思いますね〜。
ぶっちゃけ、時間の無駄、、というワケです。


「犬道!! シバツレ流4」のオモチャ屋さんの前の幼児を思い出してみましょう。
この「待つ」方法を使うとした場合。

基点が+5にズレた幼児が、オモチャ屋さんの前でダダを言ってその場を動かない、、。
ママは「買ってあげられない」のだという断固とした意思を持って、ただ、幼児がダダを吐き尽くし、最後には落ち着いてしまうまで待つ、、。
そういう感じだと思ってみてくださいな。

一生ダダを吐き続ける事なんて出来ないんですよね。
どれだけ長時間吐く事が出来るか冷静に観察してみる、くらいの気持ちでも良いかもしれません。

この際にママが、周囲の目を気にして感情的になり恥ずかしがったりすれば、それこそ幼児はそこを突いて来るでしょうね〜。
さっさとオモチャを買ってやれば、恥ずかしい目に遭わずに済むんですもんね。
、、子供と思って侮るなかれ、、そんな事は、感覚的にお見通しだと思うのですよ。

しかし、裏返せば、その恥ずかしい想いは、、それまで幼児の要求を呑んで来た自分が招いた事でもあるワケです。
突き詰めて考えれば、それは幼児との"戦い"ではなくて、、結局、自分自身との"戦い"という事に、、ん〜ちょっと大げさかな(≧▽≦)ワハハハ!!



犬の抱えるトラブルの全てが「待つ/根気比べ」で解決するワケでは無いと思いますワ。
しかし、待つ事で、今よりも「人と犬の暮らし」が良い方向へ向かうモノゴトは沢山あります。

そして、待つ事で、伝えたい事が伝わり、犬の納得度が上がれば上がる程、、徐々に待つ必要が無くなって行く。。

ここで「コレを待ってみましょう」なんて具体的な事は書くつもりはありません。
これまた既に書いて来た通り、全ての「人と犬」には、それぞれの道があるはずですから、、世界にひとつとして「完全に同じ対処」で済む事は無いと、ワタクシは思っております。

それを飼い主さんが見つける事ができれば、、どんなに素晴らしい事かと。

専門家が、例えば30分で見つけて解決する事を、、飼い主さんが試行錯誤の上に1ヵ月かかって解決できたとしたら、、。
時間の長短の違いを恥ずかしがったり、気にする必要なんかこれっぽっちも無いと思うのですよね。
それどころか、ワタクシは、その1ヵ月が、飼い主さんと犬にとって、どれだけ凄い宝物になっているかという事を、、気づいて欲しいと思います。
そして、それを誇りにして欲しいと思います。

飼い主さんと犬の間に培う事が出来たモノの素晴らしさは、やはり、、これまた世界にひとつのモノだと思うんですよね。





、、そうそう、余談でした(≧▽≦;;)

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このゲージにある( )の中…「はっとする」瞬間ってのは「一瞬ゼロの状態」だとワタクシは思っております。
ニンゲンだって、ほんの一瞬、感情が吹っ飛ぶ…というか、、一瞬だけ感情を伴わない。


これまで書いて来たように、ゼロの状態にある時ってのは、意思を伝えやすい時でもあると思うのですよね。
というわけで、、その瞬間にコチラの意思を伝えられる…という風に考えております。
パニックに陥った人のホッペをパチンと叩いて「落ち着け!」と我に返らせる、なんてのは、そういう感じかと。


、、しかし「犬をハッとさせる」というのは、やはりある程度知識や経験が無ければ、難しい点があると思いますワ。
なんだんかんだ言って、相手は殺傷力を持つイキモノですし〜。
そこで事故が起きるような事があってはマズいと思いますので、、ここでは書けません、、てか書きません(≧▽≦;;;)

有り難い事に、ワタクシは、少しだけその辺を勉強する事が出来ております。
勿論、教えてくれたのは我が家のチビズと、他に触れ合えた犬達、、、。
ワタクシなりに、色んな学びを得る事が出来てこれたのは、ホントウに運が良かった、と思います。
いや、まだまだ現在進行中ですが(≧▽≦)!!

だもんで、ワタクシが犬達に対してやっている事の一部は、それのマネッコなんですワ。
勿論、ワタクシは犬ではなくニンゲンですので、、彼等の行動の全てをマネできる訳ではアリマセンが、、、。
、、、、、、ニンゲンですってば!!!


実際、犬のやりとりには一瞬で済むモノが沢山あると感じます。
クリッカーとかリードショックってのは、、詳しくは知りませんが、似たような意味合いで使ってあるんじゃないかと勝手に思ってるんですが、どうなんでしょ(≧▽≦;;;)

ハッとさせると同時にコチラに意識を向けさせ同時に意思を伝える、、、みたいな??



例えば。。
実はこれまで、レイカをしつける伊佐蔵の様子を、何度も動画に撮ろうとチャレンジしてきたんですが、、。
撮った画像を見てもブレブレで、皆さんに何が起きているか説明できるようなモノが撮れないんですな、ハハハハ。
、、まあ、、その行動の連鎖が早過ぎるんですワ。

レイカの家に寄ると、我々相手だとつい嬉しくて興奮してしまっていた彼女。
犬舍の柵の間からハナヅラ出して、全身ドタバタと大はしゃぎだったんですよね。
で、最初軽い動作やうなり声で「落ち着け」と伊佐蔵が言うんですが、、それでも収まらない時は。。

そのハナヅラをサッとくわえる…ような事を時々しておりました。
ただ、寸分の隙も無く軽くくわえるだけで、牙が食い込んで痛みを感じるようなくわえ方はしないんですよ。
、、しかし、寸分の隙も無いため、レイカが微動でもすれば、伊佐蔵の歯が痛みを与える事になる。

だもんで、くわえられたその瞬間、ほぼ同時にレイカはピタリと動くのを止めるんですワ。
すると伊佐蔵は口を離す。
その時にはレイカは落ち着きをある程度取り戻してる。

この一連の動作の全てが終る迄、一秒もかからないんです。
しかし、このコンマ何秒かの間に、、伊佐蔵はレイカをハッとさせ「落ち着け、動くな、でないと痛い目に遭うぞ」と教え。
一瞬の間に、レイカは理解し。
そして更に、レイカが理解した事を察知して「よろしい」と伊佐蔵が口を離す、、。
ホントウに一瞬、、なんですよね。


、、、これをニンゲンがやろうったって、無理に決まってますがな〜ワハハハ!!!
ドタバタと激しく動くレイカのハナヅラを、わずかな痛みも与えず、一瞬にして、しかも「動くと痛いぞ」という脅し(?)も兼ね、寸分の隙も無く止める事が出来るワケ、、、いやいやいや、絶対無理(≧▽≦;;)

、、試してみた事は何度もアリますが、、、。
(一応、なんでも自分でやってみないと納得出来ない人)


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ちなみに。
同じ事をしても、珊瑚の場合は効き目が弱いんですよ、ワハハハ。
これは、犬的な強さの違いだと思いますワ。
珊瑚の子育てや、他の犬との接し方を見て来て感じる限りですが、、彼女の「叱り」は、ちょっと甘いんですよね。
最後迄叱りきれてなかったり、気迫が足りないというか、、(≧▽≦;;;)
八蔵も、珊瑚相手だとけっこうヤンチャで、文句言い返したりしてましたっけね〜。

珊瑚の"意志の強さ(弱さ)"を八蔵は感じ取ってたんですよね。
だもんで、ハナヅラをくわえられても、平気で動かしてしまう。
「ママは本気でボクを痛い目に遭わせるつもりなんかない」って見抜いてた。

珊瑚と、平蔵&伊佐蔵との違いは、、その意志の強さが、相手に「本気なんだ」と思わせる事ができていたか否かって所でしょうかね〜。


八蔵の子育て中にも書きましたが、平蔵や伊佐蔵の存在はホントウに助かりました。
、、というか、自然界ではそれが当たり前でしょうね。
元々、全ての個体が繁殖出来る訳も無く、、出来るペアの少なくとも片方は、群れの中でもかなり上位であるハズでしょうから、「強い個体」であるのは当然。
両親共が、子供が一人前になるまで躾ける事が出来ないような弱い個体だった…なんて事は自然界ではそうあり得ないと思うんですよね。

、、、人間によるブリーディングの弊害の一つに、これも、ち〜とあるんじゃないかなと、個人的に考える事がありますワ。
穏やかな子が生まれるようにと、、実際は、そのような"弱い"個体同士を重ねて行ってたら、、。なんて、ね。
自然淘汰とは逆方向への人工淘汰、、とは、考え過ぎか、、(≧▽≦;;;)。


ネット上では、アチコチで、親犬が子犬をしつけている動画を見る事ができますが。
日本犬はけっこう厳しい子育てが多いんじゃないかなと思います。
評価なんかを見ると、それを直視出来ない方も多いようで、、まるでいじめてるように見えたりしてるんでしょうね〜。

実際、穏やかな気質で代表的な犬の子育てを見せてもらった時には「わ〜なんて"平和"なんだ〜ワハハハ!」と思わず笑ってしまった過去がアリ(≧▽≦)

、、八蔵もレイカも、、必要だから、厳しくオトナ犬達に躾けられたんですよね。
裏返せば、それを直視できない方には、八蔵やレイカのような子はオススメ出来ないって事になりますか。。。。

ああ、また毎度の事ですが、脱線し過ぎてしまいました、、(≧▽≦;;;)
今日の所はここまで〜〜。
by koryu_misumi | 2012-03-24 21:54 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(4)

犬道!! シバツレ流6

b0057675_2283012.jpg前回と前々回、、「犬道!! シバツレ流4」「犬道!! シバツレ流5」を読まれた方には、犬のココロの基点が、ある状況・はたまた総合的に、プラス・マイナスに片寄る事については、だいたいご理解いただいたと思います。

部分的な小さな片寄りをアレコレ修正するだけでも、総合的な片寄りの修正へとつながって行くと思いますよ。
オヤツ時、ゴハン時、散歩時、ダッコ時、ボール遊び時、お風呂時……。
飼い主さんが気づいた部分から、ひとつひとつ一緒に頑張ってみるといいのでは、と思いますワ。


「って事は、プラスもマイナスも経験させなけりゃ、興奮もしないし、片寄る事もないって事?」
、、、な〜んて思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではアリマセン。


ニンゲンだって毎日の暮らしの中には、、否応無くプラスの出来事もマイナスの出来事も溢れ返って居ますよね。
そんな日々の中で感情の浮き沈みがあるのは、イキモノにとっては当たり前の事だと思うのですよ。
ましてや、興奮を感じられない人生なんて、、想像したくもアリマセン。

それがある意味「生きる」って事だと思いますし、、。
その繰返しの中で、学びや発見や経験値を積み重ねていく事が「成長」なんだと思いますワ。

もし、ありとあらゆる出来事から犬を保護して、プラス・マイナスに触れさせないようにするとしたら。
、、それは、裏返しとして「犬の成長を阻害」している事になると思うのですよね。
まあ、現実は、そうもいかないもんですけどね〜(≧▽≦)


様々なプラマイ経験の中で、ゼロ基点を保持できるように導いてあげる事、、。
それは、日々の「成長」のために、「素直に育てる」「素直で居てもらう」という事になると思うのですよね。

「素直」、、「素のままに」「まっ直ぐに」。
プラスに片寄ってナナメに伸びていくのでもなく、マイナスに片寄ってナナメに伸びていくのでもない。

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我が家の場合、、平蔵は平蔵らしく、珊瑚は珊瑚らしく、、伊佐蔵は伊佐蔵らしく、育てる・居てもらうという事です。
これが彼らの「犬らしさ」を損なう事は無い、とワタクシは思っています。



「自分ちの犬をもっと知るために、、ゼロ基点についての考え方はある程度判ったゾ。
、、でも、家庭環境によってはそう簡単にできないよ〜」と思われる所も多いのではないでしょうか。


例えば我が家、、、片寄った接し方にかけては天性の才能を持つオヤジ様、、。
オヤジ様を前にすると、特に珊瑚は、すぐに過剰な興奮状態に陥ってしまいます。
、、つまり、トラブルが起きやすい状態に。。


何故「特に珊瑚」か、というと、、そこが「器」の違いだと思うのですよね。
同じ接し方をされても、平蔵はトラブルに陥りません。


例えば、ある状況で強いプラスを受けてしまったり。
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ある状況では、強いマイナスを、、。
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受けた、とした場合。


平蔵の場合、これは器の範囲内なのですよね。
オヤジ様の与えるプラマイが、彼のピークを越えないため、冷静でありつつ興奮している、、という状態で済むんです。
まあ、だいたい平蔵はこんな感じかなと
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しかし器の小さな珊瑚の場合、、、。
珊瑚もなんとなくこんな感じとして、、
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例え普段から基点をキープしていたとしても、、その子の器を越えたプラマイであれば、、やはり犬はトラブルを起こしやすいと思うのですよ。



犬がゼロ基点を保持し、落ち着いて穏やかな暮らしをするには、、。
「理想」は、家族の「犬に対する態度」が一律である事です。

、、、ですが、世の中そうはいかないもんなんですよね〜ハハハハ。
前回、個性の大切さについて書いた通り、人間家族だってそれぞれ居るんですからね〜。
まあ、可能な限り…せめて家族の意識が同一方向を向いていれば、もう基準はクリアしているのではないかと思います。


一人暮らしであればこういう障害はアリマセンので、やる気になってひたすら頑張るだけ。


しかし、家族それぞれの価値観が違えば違う程、これは困難になるのではないでしょうか。
外の世界のみならず、家の中にも他者の言う事に耳を傾けないタイプの人はゴマンと居ますからね〜ワハハハ。

それが自分の子供であれば「犬への態度はこうしろ!」とエラそうに指示する事も出来るでしょうし、犬もその姿を見る事で納得できる部分もあるでしょうが、、。
例えばそれが姑で「犬への態度を改めて欲しい」のが嫁だったりすると、、ね、、なかなかスムーズにイカン事もあるでっしゃろ(≧▽≦;;;)

、、、そういう苦労を知らないワタクシが言うのもなんですが〜、、。
てか、その前に結婚しないとな、、、いや、その前に相手を捕まえないとな、、、、伊佐蔵に狩らせるか、、。



犬が、家族の誰かひとりだけに従順で、他の家族には噛みまくり、、なんて問題を抱える家庭の中には、そういう要因が原因だったりする事もあるんですよね。
犬を含む家族全体がひとつの群れとして機能しておらず、一つ屋根の下に複数の群れができた状態になっていたりして、、。
犬とひとりがひとつの群れ、他の家族がもうひとつの群れ、、って感じでしょうかね。
ハナシを聞けば、それぞれの"群れ"で犬に対する価値観が強く異なる、、要はそこに溝があるのですワ。

勿論、このような価値観の異なる人々が暮らす家でも、犬が落ち着いて穏やかに暮らしている家は沢山あります。
ま、、まあ手前味噌ですが、我が家は割とそういう家にあてはまるかと(≧▽≦;;)


我が家のチビズは、、だからと言ってオヤジ様を噛んだり、歯を向いて反抗的な態度を取ったり、言う事を全く聞かない訳ではないのですよね。
そこそこ従順だし、オヤジ様がリードを持つ散歩だってとりあえずオリコウさんにします。
上記のような、噛まれる程のトラブルに陥ってる家との違いは何なのか、というと。。


、、そういう場合こそ「犬の目から見た」、群れ全体を管理する存在が必要とされる、と思うのですよ。


我が家の場合、世間一般から見れば、家庭内の順位はオヤジ様>ママン様>ワタクシ>チビズ、、で、オヤジ様がボスかと。
しかしチビズから見れば、我が家のボスは、、、ワタクシなのですよね、、、ニヤリ。


「犬道!! シバツレ流(1)に書いたように、自分に「落ち着いて穏やかな状態」を、より確実に安定してもたらす事ができる人を、彼らは上位の存在として認める…とワタクシは思います。


オヤジ様がチビズを興奮させ、トラブルを起こしかけていれば、そこでワタクシが顔を出してチビズを落ち着かせる。
その状況をトラブルが起きにくい状況に変え、「対オヤジ様」対処法を学習させる、、。
仮に嫁・姑間だったら「おかあ様(お父様)の前では礼儀正しくしなさい」等と、犬を落ち着かせ指示するようなモンでしょうか、、(≧▽≦;;;;)


そういう事を心がけ、積み重ねる事で、群れ内のトラブルを未然に防ぐ、、そういう行動が、、チビズ目線で見れば、ワタクシをオヤジ様より上位の存在にさせてくれるんですな。
「トラブルを未然に防ぐ」=「落ち着いて穏やかな状態をもたらす」という事ですワ。
オヤジ様が、何故チビズ目線ではワタクシより下位かというと、、その裏返し、、なんですな。

、、、勿論「トラブルを早急に解決する」も同様です。
まあ「未然に防ぐ」の方が、より「落ち着いて穏やかな状態」をもたらす率はグッと高いと思います。


個体のゼロ基点を調整する事が、群れ全体のゼロ基点を調整する事につながって行く…。
そういう感じです。

というわけで。
家族にたったひとりでもそういう存在が居れば、、、ちょこちょこアヤシい部分があっても(≧▽≦;;)、、犬は家族全体をひとつの群れとして認識すると思うのですよ。


この場合、我が家では、、最も導いてやる必要があるのは珊瑚、、という事になりますかな、、。
「導いてくれる誰かが居る」という事が、、珊瑚にとって「ひとりで抱え込んでしまわずに済む」という事なんですよね。
これは「群れ」が「群れの一員」に対してもたらす、様々なカタチや意味の内のひとつなのだと思うんですよ。

珊瑚が、その小さなココロに様々なモノゴトを溜め込んで、一杯になった姿なんて、想像したくもアリマセン。
彼女は条件さえ揃えば、いともカンタンに"噛む犬"へと変わってしまうでしょう。


「犬道!! シバツレ流4〜5」に例えとして書いてみた、極限に片寄った犬達。
勿論、滅多にそんな犬は居ないとは思いますが、、想像してみてくださいな。
彼らが、誰も、、、尊敬も、信頼も、安心も、出来ず、、孤独な心を持たずには居れないという事を。




犬は本来、群れとして、落ち着いて穏やかな状態で居たいと思うのですよね。


例えば、、ランなどで複数の犬が集まると、たまに集団で一匹をいじめるような光景を見る事があります。
人の目から見れば、いじめる犬達が悪く見えてしまうでしょうが、よくよく観察すれば、実はいじめられる犬が「過剰にビビっている」状態だったりする事が時々あるんですよね。

、、その場の"一時的な群れ"にとってはそれが不協和音。
人だって集まって和気あいあいと楽しんでいるのに、ひとりだけ異常にビクビクおどおどしている人が紛れ込んでいたら、、その存在が気になったり、ウザくなったりして、せっかくの楽しさも何割か喪失してしまいますよね。

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反対に、過剰に喜びすぎているような場合も同様。
ランなんかでは、そういう犬を、一見攻撃するように見える犬が現れたりします。

実際は叱ってる事があるんですよね「オイオマエ、もうちょっと落ち着けよ!」とね。
、、しかし過剰に興奮している犬は、既にトラブルに陥りやすい状態なため、そこで「ウルセー!」と喧嘩になっちゃったりする事もあるという、、。
で、ランに居た人々の何割かは、叱った犬を「先に攻撃した犬」として悪者扱いする、という、、まあ、ありがちな光景ですな。

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これらは「犬」として「群れを安定させたい」という当たり前な行動ではあると思うのですが、、。
現実問題として、それぞれの犬にそれぞれの飼い主が居る限り、色んな問題になりかねません。


飼い主としては、絶対そうなってもらっては困る、、というワケで。
どちらも飼い主が、愛犬が過剰になり過ぎないように、監視しておく事が必要なんだと思いますワ。
ただし、既に書いて来た通り、、犬が過剰になっているかどうかを見極める判断は、難しい部分もあるでしょう。
ですから、、替わりに、犬をある程度落ち着かせるよう専念する…という事ですかね。


というわけで。
家族であっても、ドッグランのような一時期的な犬の集団であっても、、「群れ」的な考え方は一緒だと思いますよ。


困った家族が居る家だったとしても、、誰かが「よ〜し、私が犬的ボスになってやろう!」と思って頑張れば、、それが人と犬のより良い暮らしの実現につながるのだと思うのですよ。

それは、、家族の誰だって良いんです。


実際、ワタクシが知っているある犬で、、柴ミックスのオスで柴の血が濃い大型犬が居るんですが。。
その家の犬的ボスは、小学生のオンナノコなんですよね。(ん?そろそろ中学生かな)
生後30日で親犬から離された、社会性の低い、しかも「犬が強い」タイプで、、かつてワタクシはもの凄く心配だったのですが、、。
その子は今、とても安定した暮らしをしています。
オンナノコは、、正直、腕力じゃ、とうていその犬には敵わない。
まさに精神的な強さのみで、犬を導いているのですよね。


ニンゲン家族間の年齢的な順位とか、性別とか、腕力、そんなのは、犬にとってたいした意味はアリません。
家族の誰か、いや可能な限り全員が、、、確たる意志を持って臨む、、。
それが、人と犬のより良い暮らしへの道のりだと思うのですよ。
by koryu_misumi | 2012-01-30 21:11 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(4)

犬道!! シバツレ流5

b0057675_2283012.jpg前回、ワタクシ作のゲージを用いて、ワタクシ的な、犬のココロの基点がプラスに片寄る事がどういう事なのか、について書いてみました。
今回は、既にだいたいお分かりかと思いますが、マイナスに片寄る事についても書いてみますね〜。


ここ、シバツレをご覧になっている方々の中には、いらっしゃらないハズ、、とワタクシは確信しておりますが、、、。
マイナスに片寄っている犬として、最も判りやすいのは、虐待されている犬、、ですかね、、。


しかし、虐待しているつもりは無くとも、飼い主の接し方次第で現実にマイナスに片寄っている犬は居るのですよ。
勿論、極限まで片寄っている子はほとんど居ないと思いますが、プラスに片寄っている犬同様に、意外にもその数は少なくないのでは、、と思います。

「犬道!! シバツレ流4」を読まれた方は、ある状況に於いてマイナスに片寄った犬=その状況に於いてマイナス状態が「当たり前」の犬。という、前回とは逆の構図を、ご理解頂いていると思います。
(何の事やらワカラン方は、前振り〜シバツレ流4迄読んで下さいませ。カテゴリ登録してますからそちらからどうぞ)



ある状況に於いてマイナスが基点となってしまう犬、、。
それは、ある状況下で、常に飼い主が犬に対してマイナスを与えてしまっている。という事です。

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例えばこんな感じ…。


その大きな要因のひとつは、、、。
、、既に「犬道!! シバツレ流(1)」で、ワタクシ自身が昔そうであった事をカミングアウトしてますが〜〜(≧▽≦)
ムカッとしたイラスト…アレとか、イラっとした、アレとか、、、アレ達ですよ、ワハハハ。


ワタクシは昔々のある一時期…平蔵を「叱る」つもりで、よく「怒って」いた時期があったのですよね。
その内、ワタクシが「叱る(実際は怒る)」状況になると、平蔵のココロがサッと身構えるのを感じるようになったんですワ。。
それでハッと気づいた…カミングアウトの通りに。


そう、、意外にも多くの人が、「怒る」と「叱る」を混同したまま、犬と接しているらしい…という事です。


シツケと称して、良い子になるためと称して、言う通りにならない犬へ八つ当たりとして、、人は無意識にマイナスの感情を犬にぶつけている、、。
まあ、基点が大きくズレる程でなければ、それほど問題でもないとは思うんですけども〜。
(、、、当たり前の事ですが、暴力なんぞは論外ですよ)


例えば相手が「人の子」であれば、、仮に親が感情的に接した事があったとしても、「言葉」である程度それを修正する事もできるとは思うんですワ。
しかし、相手が犬となると、言葉による修正は期待出来ないと思うのですよね。

いくら「ここでチッコしたらダメって言ったでしょ!!!!」と言葉に意味を込めて怒ってみせても、、、。
犬に感じ取られるのは「言葉の意味」ではなく、、何やら吠えている怒った飼い主の姿、その周りを取り巻く強いマイナスの感情の炎。

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今度のモデルはワタクシと伊佐蔵ね。

人が「それほど自分は怒ってないつもり」と思い込んでいても、、犬にしてみればそうでないのでは。
それが、、見抜くチカラが強い子であれば尚更、、柔らかな脳を持つ幼い子犬の時期であれば尚更と想像します。


既に書いている事ですが、、何度でも同じ事を書きます。
犬に何かを伝えたい時…そこに要らぬ感情が交じると伝わりにくかったり、誤解を招きやすかったりすると思うのですよね。

本来「叱る」という行為は、何かを伝える事が目的であって、そこに感情を帯びては「叱る」意味を損なってしまう、とワタクシは考えます。
するとやはり、あのイラストのように、理性的に落ち着いて穏やかでキリリとした、ゼロの境地が必須なんだと思うのですよ。

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いや、勿論モデルは伊佐蔵とワタクシですよ、、、ワタクシ!!!


様々な状況で、いつもいつもマイナスを与えられてばかりの犬は、、それが当たり前となり、やがて、基点をマイナスへとズラして行きます。

飼い主がそこに居るだけで、いつマイナスを与えられるか、いつ与えられるか…と、常時緊張や恐怖や不安を抱えるようになり、、。
例え飼い主がそんな事を露程に考えていない時ですら、犬はリラックスしようとはしなくなる。
飼い主が今にも与えるかもしれない、いつものマイナスに合わせて自分の基点をズラし、そうやって身構える事が犬にとっての「フツウ・当たり前」となってしまうでしょう。

、、そうでなければ、とても安心してなど居られないのです。
まだ何も起きてない状況でも、怯えて身構えて予防線を張ったり、逃げて隠れる事で、心理的な安定を保とうとする、というワケ。


これもまた、基点が極限にまで行きつけば、、予防線や回避、のレベルではなくなって行くでしょうね。
、、、先手必勝。窮鼠猫を噛む。攻撃は最大の防御。、、吠える、牙を剥く、噛みつく、、。

こうなってしまうと、なんとも悲しい事に、、その子が真に落ち着いて心穏やかにゼロの状態に戻れるのは「その場に飼い主が居ない」もしくは「ニンゲンが居ない」状況のみ、となっていくのでは、、と思いますワ。
つまり、飼い主の存在そのもの、、ひいてはニンゲンの存在そのものが、マイナスの象徴。

更に悪循環を招く原因として、そういう犬の行動を「反抗的」「舐められている」と受け取ってしまい、更に「怒る」飼い主が、、一体どれだけ居るのかと思うと。。。


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どんなイキモノであっても、自分が命に関わると感じる程の極限に追いつめられれば、、、。
命をかけてでも抗おうとするのは、しごく当たり前の事なのではないでしょうか。


過去にも何度か書いて来ましたが、、ここでも残念な事に、数在る犬種の中でも、日本犬はマイナス経験に敏感な犬種であるとワタクシは思います。
、、「子育て秘話」にも載せた文章とほぼ一緒ですが、、野生では、イヤな経験の記憶は、その後も生き抜くための大事な情報となり得る為に、忘れる・慣れる…なんてもってのほか。
日本犬のように強い野生を残した犬種であれば、、全ての子がそうではないでしょうが、その傾向は強い、、、というワケです。


「犬道!! シバツレ流(1)」に書いている事同様に、「怒る」と「叱る」を見分ける能力に長けている事。
結果的に「イヤな経験」「そうでない経験」として認識され、、「イヤな記憶」が強く残されていくという事、、。


八蔵子育て中に、こんな記事を載せております。
「チビ蔵が平蔵を好きなワケ?」(当時は仮名のチビ蔵でした(^^))

叱る時にはウンチブリブリしてしまう程厳しく叱るけども、感情的にならず八蔵に接する平蔵。
、、自分の感情のみを、ただ八蔵に押し付けるだけのオヤジ様。。

八蔵がどんなに平蔵を慕っていたか、当時の記事を読まれている方はよくご存知だと思いますワ。
、、あんな小さな月齢の八蔵ですら、ふたりの違いを明確に「感じ分け」ていたのですよね。
どちらの接し方が自分にとって大事なのかって事を、です。

ちなみに八蔵が叱られてウンチしてしまうのは、平蔵の接し方が痛かったり、平蔵に恐怖を感じたから、、ではありません。
それは、平蔵の、犬ならではの絶妙のタイミングと素早さと迫力で、ビックリするからなんですワ。

平蔵の叱りは、当時の八蔵の小さなカラダにキズをつけた事はアリマセン。
そりゃあ〜八蔵は、小さな頭を丸ごと平蔵の口の中にくわえられた事だってあるんですよ〜〜(≧▽≦)ワハハハハ。
なにしろ「犬が強い」子でしたしね。。
平蔵は、すぐに八蔵を許さない事も度々ありました。
しかし、その態度がどんなに理性的だったか、、それこそワタクシのお手本なのですワ。

その頃の記事には、何度も平蔵の事を「怖いオジチャン」と八蔵を代弁して書いていますが、、その意味は「恐怖」ではないのですよね。
その違いを、八蔵はちゃんと理解できていたのです。
平蔵に対して「恐怖」を抱くのではなく、、尊敬と信頼と安心と愛情を、、「畏怖」を抱いていた。

だからこそ、、、その経験が「イヤな記憶」となる事が無いのです。


ワタクシが接して来た限りですが、、。
興味深い事のひとつに、日本犬の場合、子犬〜若犬期の特定のイヤな経験の影響がすぐには表面化せず、、ある程度一人前になり、順位や下克上を意識し始める頃や、何かのきっかけを得た時にそれが噴出するような事が時々見られるようなんですよね。
、、、相談を受けた時に、子犬の時期にこういう事をしてませんでしたか?と尋ねると、、意外にもそうである事があるんですワ。
欧米犬種の場合は同じ経験でも慣れる・受け入れる傾向にあるようで。。。犬の世界もなかなか奥深いなあと。




ちなみに。
当然の事として、マイナスに片寄った犬は、プラスに対する反応もズレてしまいます。
以前、そのような犬とほんの短い時間接した事があるのですが、、。
ただ、普通に声をかけて撫でてやっただけなのに、、腰を抜かしそうな程過剰に喜んでおりました。
そらもう、嬉しすぎてチッコダダ漏れ。。。

当時はまだ精神的なバランスの概念の考えには、行き着いていませんでしたが、、今振り返ってみれば、、。
普通の犬が、普通に受け取る事の出来る程度のプラスでさえ、、その子にとってはとんでもないプラスだったというワケです。
救いは、他人への反応が否定的ではなく、まだ"前向き"だった事でしょうかね。

、、そう言う過去のある子を迎えた場合、ついプラスをどんどん与えたくなってしまうものですが、、。
まずゼロ基点を安定させる所から始めた方が良いと個人的には思います。
まあ、つつましい生活を送っていた人に、ある日突然死ぬ程の大金が与えられるようなものかと。
、、多くの人はそれで人生狂ってしまうんですよね。



家庭犬で、マイナスに片寄る犬として、、。
ありがちなのは「既成概念通りの犬」や「教材通りの犬」、、のような「飼い主の思い願う通りの犬」に仕立て上げる事に「固執」してしまう事が多いようだ、、と、ワタクシ感じます。

初めて迎える人は、どうやって育てて良いか判らない、、。
前の犬がいい子だった人は、今度の子があまりにも違い過ぎて、どう接して良いか判らない、、。
前の子はこうやって育てたから、今度の子も全く同じようにしてるのに、同じようにならない、、。

すると、やはり、何か参考になるものを捜してみたくなるもの。
日本人はマニュアル好きな人種…と言っているのをテレビだか何かで見た事がありますしね。
ワタクシだって、犬の子育て本を手にした事ありますがな(≧▽≦)ワハハハ。
幸いにして(!?)、平蔵にはその本が役に立たない、と当時のワタクシは感じまして、それはもうすっかり本棚の肥やしですが、、。
まあ、、、結果的に、後々こうやって自己流でゲージなんか作ってしまうハメになった次第、、。


もし「日本犬の育て方」という本があったとしても、、。(同じ名前の本があったらスンマセン)
それは、例えば「日本人の育て方」とか、「日本人を理解するには」とか、、そういうモンなんじゃないかな、とワタクシは思います。

そりゃあ「世界」から見れば、日本人のイメージはありますし、、実際、日本人の多くはその通りなんだと思いますワ。
しかし、兄弟姉妹、親子、、隣人、、世界中に居る日本人と、自分自身を比べてみて、、、。
確かに同じ日本人で共通の何かがあっても、、やっぱり世界中でたったひとつの個性を持つ、たったひとりの存在である事には変わりないのですよね。

「日本人の育て方」という本があるとすれば、それは、世界中の日本人を元に作られた、イメージの固まりだと思います。
もし、ひとりのニンゲンをその本の通りの「日本人」に育て上げようとすれば、、。
それは、、裏返しとして「世界でたったひとつの、個人の個性」を無視した所業になってしまうのではないでしょうか。

マニュアルから外れてしまう事が怖い、という心理は、とてもよく判ります。
しかしマニュアルに「固執」してしまうと、マニュアルから外れる事そのものが、受け入れられなくなるでしょう。
そうなると、犬が失敗した際に、マニュアルを守るために犬に駄目出しをしてしまうように、、。
それは「犬のための叱り」ではなく、「マニュアルを反古にされた事への怒り」なのではないでしょうか。

「利用」「有効活用」する事は決して悪い事ではありません。いや、むしろやって良いのでは。
、、、ただ「固執」「執着」しては、せっかくの犬暮らしも本末転倒となる可能性があると思うのですよね。


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前回「犬道!! シバツレ流4」の、プラス極限に片寄った犬同様に、、マイナスの極限に片寄った犬もまた、「凶暴」な様相を見せる事が多いと思います。
、、その「凶暴さ」のみをパッと見ただけでは、、勿論、専門家であれば判断できるはずでしょうが、、フツウは、どちらの片寄りなのかは判断しづらいでしょう。
、、ここまで行き着いてしまったら、納得行く説明をキチンとしてくれる専門家の助言を得る事をお勧めしますね〜。

というのも、時間はかかっても良いから、飼い主がしっかり理解し、認識を改め、納得出来ない限り、、真の克服は難しい、、とワタクシは思いますし。
残念な事に、再発性も高いと思うからです。


この、プラスとマイナスの片寄り。
映画「コン・エアー」の中で、登場人物の犯罪者がこんな事を言っていた事があったと思うんです。
「愛情過多・愛情不足の子供時代を送ったニンゲンは、凶暴になる」というような意味合いのセリフですが、、、。
あれを思い出す度に、、人も犬も似たようなモンなんだなあと思うのですよ。


また、前回と今回では極限のハナシが多かったと思うのですが、、極限とまでは行かないまでも、片寄りの現れとして、他にも様々な様相を見せる事がありますので、心の隅に留めておいておくと良いのでは。
意外な所で、自傷行為(舐め壊し、噛み壊し)や、体調を崩したり(フードや病気に原因が見当たらないのに年中下痢ぎみ、ハゲる等)、、、隠れて何かをする、、変わった行動や嗜好、、等々。



と言う訳で、前回と今回の記事を振り返ってみて、、。
プラスであろうがマイナスであろうが、、基点が大きくズレてしまうという事がどういう事なのか。
「前振り」に出て来た「犬が片寄る」という事がどういう事なのか。。
ワタクシ的な解釈ではありますが、、、だいたい理解して頂けたのではないかと思います。


個人的には、、家庭犬ならかる〜くプラスに片寄ってるくらいでもアリかな〜、なんて思っちゃったりしますが(≧▽≦;;;)
、、、ここまで読まれて、気分がどんよりした方も多いのではないでしょうか。


しかし、犬の最も素晴らしい面が、これらの救いとなる、とワタクシは思います。
それはたいていの人が思うよりずっと「犬は強いイキモノ」だという事です。


彼らは、人のようにヤヤコしい精神を持っていません。
昔の自分を思い出してウジウジと悩んだり、、これから自分に起きるかどうかも判らない事をグダグダ悩んだりしません。
他所の犬と自分を見比べて「自分の方が不幸だ」なんて、無駄な思考はしません。
「自分は可哀相だ」とか「自分は弱いんだ」とか「自分はダメな犬なんだ」とか、後ろ向きな思考も持っていません。


本来、彼らはただひたすらに、自分の犬生を、前を向いて生き延びようとするイキモノなのだと、ワタクシは信じているのですよ。


勿論、片寄りを正そうとすれば、当然、抵抗はあるでしょう。
片寄っている以上、「現在の安定した基点」に戻りたがるのは当たり前の事だと思いますワ。
前回書いたように、ゼロに戻して安定させるまでには、それなりの覚悟や根気、認識、理解、、そして愛情が必要になる、、。


ひょっとして愛犬は不幸なんだろうか、と心配になった方もいらしゃるかもしれません。
もし、そうなら、、それは、知らずに犬を片寄らせてしまう事ではないと思うのですよね。
、、判っているのにも関わらず諦めた時かな、と思います。

どんなに片寄っていても、何とかしようとする飼い主が居る限り、その子は不幸ではないとワタクシは思う。


我が家のチビズも勿論、完璧ではありません。
しかし、毎日そうやって接しながら、、日々の中で起きるプラマイの揺らぎの中で暮らして行く事が、シアワセなのだと思うのですよ。


昔書いたのと同じフレーズを書きますが。。
どんな小さなチワワだって、、、その中に流れるのは気高いケモノの血なのだと、ワタクシは思うのですよね。
その血の強さを、信じる事。
それが、より良い犬との暮らしには欠かせない事ではないでしょうか。

<続く>
by koryu_misumi | 2012-01-11 16:42 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(4)

犬道!! シバツレ流4

b0057675_222342.jpg「犬道!! シバツレ流」、今回から新しい巻物を広げてみたいと思います。

次の巻物は、、。
秘技!!
「犬道!! シバツレ流、自分ちの犬をもっと知るために」
↑どうしても"秘技"って言いたい(≧▽≦)


ここまでの「犬道!! シバツレ流1〜3」では、ワタクシの考える「飼い主のココロの在り方」について紹介してきました。
残念な事に、シンプルではありますが、その分、、"簡単"とは言いきれない部分も多いと思います。
ちょっと大げさかもしれませんが、人によってはまさに"ココロの修行" になるかもしれません。
しかし、特別な知識も経験も道具も金も、専門家の監督も必要としない、、かつてのワタクシがそうであったように、、誰だって「やろう!」と思った瞬間から出来る事かな〜と思うのですよ。

さて。
飼い主自身がゼロを保持する事、に於けるワタクシなりの考え方を理解していただいた所で、、。
次に紹介したいのは、ワタクシの考える「自分ちの犬の捉え方」です。

この"捉え方"そのものにも、特別な知識も経験も必要ありません。
「自分ちの犬」が、ゼロを保持出来る事がどういう事なのか、、。
「自分ちの犬」が、今ゼロを保持出来ているのか、どうか、、。
その判断に必要なのは「犬を見る眼」より先に、、その子に対して、飼い主がこれまでどう接して来たか、今どう接しているか、だと思うのですよね。



「犬道!シバツレ流」の「前振り」にも書いたように、多くの飼い主さんにとっては「自分ちの犬」が「標準」だったり、、「犬」と言えば「自分ちの犬」しか良く知らなかったりするワケです。

勿論、井戸端会議に供する犬友達が沢山居たり、、ドッグランで遊んでいる際に「他所の犬」と「自分ちの犬」を比較する事はできますが、、。
それだって「他所の犬」の暮らしのほんの一部分の姿を見ているに過ぎません。
ごくフツウの飼い主が「自分ちの犬」との比較対象として見るには、充分とは言えないと思うのですよね。

実際。
ドッグランでは犬友達に優しい優等生でも、家に帰れば家族を噛んでいたり、、。
他者の前ではとてもオリコウさんに出来る子も、家族だけに対してはそうでなかったり、、。
そういう例は決して珍しくはないです。
また逆もしかり。
まあ、そういう多面性は人にだって言える事ですけどね〜ワハハハ。


「犬道シバツレ流1〜3」までを読まれた方には、
犬の「落ち着いて穏やかな状態」→→「感情の高ぶり=興奮」
という構図は既に理解頂いている事と思います。
カンタンに図にしてみれば、こんな感じ。

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勿論、犬によって、資質の違いもありますし、、状況によっても、個々のピークが違ったり、と色々差はあると思います。
多頭の場合は、その事を把握しておく方がいいでしょうが、、とりあえず、まずは捉え方そのものについて書いて行きたいと思います。

上の図を、、「犬道シバツレ流3」の終盤に書いた、"プラスとマイナスの感情…"という考え方で、更に図解すると、こんな感じ。

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プラマイの数値は、テキトーに設定しているだけですので、特に深読みする必要はアリません〜。

例えば、Aという犬を例えにこれらの図を説明すると。
最初の図で犬Aの興奮のピークが特定の場所にあると設定して、、。
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興奮していても、その子のピークの手前であれば「興奮しつつも落ち着いている」状態が確保できます。
興奮がピークを越えると、トラブルを起こしやすい…という事ですかね。
極度の恐怖に追いつめられると、噛むようになりますし。
過剰に喜ばせてしまえば、嬉しさのあまりチッコをまき散らしたりするワケですな。

で、プラマイ図に当てはめるとこんな感じ。

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、、、この図に於ける、犬Aのこの幅を、ワタクシは「犬の器」と勝手に名付けております。


我が家のチビズを見て来られた方にはお分かりでしょうが、、。
咄嗟の場合にも冷静に落ち着いて対処し、遊ぶ際にもそうそう極限スイッチが入らない平蔵。
ちょっとした事にもビビりやすい慌てやすいブチ切れやすい、、でも些細な遊びでシアワセ一杯の珊瑚。

これらの図に照らすと、、平蔵はピークの場所の値が大きく、珊瑚はピークの値が小さいんですよね。
つまり平蔵と珊瑚を比べれば、平蔵は器が大きく、珊瑚は器が小さい。
まあ、わざわざ図で説明しなくても、既に皆さん重々ご存知かと思いますけども〜〜(≧▽≦)ワハハハ!!



実を言うと、この図は、、甘やかし過ぎて凶暴になった犬の飼い主さん達に「甘やかし過ぎる事が何故いけないか、何故凶暴になるか」という事を理解&納得してもらう為に、試行錯誤の末に数年前に作ってみたものなんです。
、、ミクシイでは過去に一度、この図を載せた事があります。

まあ正直、犬の精神状態なんて、、ホントウはこんな単純なものではないと思うのですよ。
これはただ、ワタクシ的なシンプルな捉え方のひとつとして挙げているだけで、犬そのものを心底理解するには、、この図にも無い要因や、もっと深く複雑な考察が必要になると、ワタクシは考えております。



、、ちょうど「甘やかし過ぎ」のハナシが出ましたので、、。
この図を理解してもらう為に、「幼児と親」のある状況を例えとして書いてみたいと思います。

例えば……。
とある親と幼児が毎日一緒に通る道に、オモチャ屋さんがあったとします。

店頭に並ぶオモチャを見ながら歩く幼児は、当然、、オモチャは欲しい。
しかし、いつも買ってもらえるワケではありません。
、、、たまに何かのご褒美に買ってもらえたりする、、程度が、まあ、世の中の「フツウ」ではないかと思います。
(ちなみに、幼児にとって通常、オモチャを買ってもらえる事は「嬉しい事=プラス」の出来事ですよね)

幼児はたまに買ってもらえるかもしれないオモチャを夢見つつ、ちょっぴり我慢しながら、一応落ち着いてお店の前を通り過ぎる事ができる、、という感じ。
買ってもらえなくても、ひどいワガママもダダもこねない。
この、落ち着いて穏やかな状態が、オモチャ屋さんの前を通る際の、幼児のゼロ基点としましょう。
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今回のモデルはワタクシと珊瑚(≧▽≦)

次に。
親が幼児の要求をちょっとだけ呑んだとして、、。
毎日、小さなオモチャを、オモチャ屋さんの前を通る度に一つだけ買ってもらえるようになった、とします。

幼児にとって、オモチャを買ってもらえる事は、+5レベルの"嬉しい事"としますね。

この状態を、毎日毎日続けると、、、やがて、新鮮みは薄れるでしょう。
そして、それが幼児にとっての「フツウ・当たり前」となります。
つまりその子の「基点」となる。

するとこんな風に、幼児の基点が、プラス側へとズレるんですな、、、、+5の場所に。
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元々落ち着いた状態では基点だったはずのゼロが、、この子にとってのー5になっている事にお気づきでしょうか。
幼児は、自分の基点である+5を保っている限りは安定しているのですが、逆に、+5の状態を保てなければ精神的に落ち着けなくなるのです。
最初のレベルの幼児にとっては「いつもは買ってもらえない=0」だったはずの状況が、この子にとっては−5のストレスなんですよね。

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ある日、何らかの都合で、オモチャを買ってもらえない事が起きた場合、、その−5の不安定さを解消するために、なんとかしてオモチャを買ってもらおうと、ダダをこねたり、ワガママを言ったりする、というワケ。
その状況を自分の基点(+5)の状況に戻してもらって、心理的に安定したいのです。


更に、幼児の要求を親が呑んだとします。
毎日、オモチャ屋さんの前を通る度に、好きなだけのオモチャを買ってもらえるようになったとしたら、、?

幼児にとって、これは最大レベルのプラスとしてみましょう。つまり+10です。

しかし、、、これもまた、毎日毎日繰り返されると…やがて+5の時と同じように、幼児の基点はズレて行くんですよね。
それが「フツウ・当たり前」となる。
+10を基点とする状態に。。。
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こうなってしまうと、最初の「いつもは買ってもらえない=0」だったはずの状況は、、この幼児にとって「器の限界を超えたマイナス」に感じられてしまうんですよね。
そんなストレスは、もうとても我慢できない。
フツウの子にとっては+9の嬉しい事ですら、この子にとっては-1のストレスなのです。

強いダダや、ワガママ程度では済まなくなるでしょうね。
幼児は親に対して「買えって言ってるだろーくそババア!」と暴言を吐いたり、癇癪を起こして物を投げつけたり、叩いたり、、自分の可能な限りの能力を駆使して、その強いマイナスの不安定をなんとかして消そうと、、。

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つまり、、、これらの行動を犬に置き換えると、、噛む、吠える、等々、、、そういう事です。



上記の例は、あくまでもゲージの理解のために書いた作り話に過ぎません。
しかし「自分ちの犬」に置き換えてみるのは意外とカンタンではないかと思います。

朝から晩迄、人と犬の暮らしの中には、様々な状況に溢れています。
その、ひとつひとつに、このゲージは当てはめる事もできますし、、、総合的な犬との暮らしをまとめて当てはめて考える事も出来ると思います。

ワタクシは、、ところどころ、ちょっとどちらかに片寄っていても、、総合的にだいたいゼロ基点が保持できていれば充分だと思っています。
実際、チビズには、ある状況ではちょっと甘かったり、、ある状況では厳しめにしていたり、、はたまた個体差に合わせて調節したり、、と接しています。



「これ以上無いと言う程、可愛がって、欲しがるもの好きなものを何でもあげて、いつだって好きな事をさせてやっているのに、、どうして私を噛むのか判らない」
そんな飼い主さんの為に、作ってみたこのゲージ。。。
とりあえず、なんとなく理解して頂けたでしょうか。


「甘やかす」という言葉には、甘いイメージがあります。
こういう犬を「たらふく良い目にあって来た犬」という目線で見れば、、ただのイヤな、、究極のワガママ犬としか見えないかもしれません。

、、しかし、、想像してみてくださいな。
総合的な基点が極限まで片寄ってしまった犬は滅多に居ないとは思いますが、、。
そういう犬にとって、世の中のありとあらゆる事はゼロ以下…ほとんどマイナスの出来事にしか感じられなくなってしまうのですよね。

、、誰がそんな、一片の喜びも感じられない世界に生きたいと思うでしょう?
この犬は、どん底な苦しみの中に在るのだと、、ワタクシは思うのですよ。



例え話の第一段階の幼児が、落ち着いた状態で、たまに買ってもらえるオモチャを喜ぶ事が出来るのは、、。
日々の小さな小さな我慢(マイナス)の積み重ねと、たまに買ってもらえるオモチャ(プラス)のバランスがちょうど良いからです。
だからゼロを保持する事が出来ている、、。

基点がプラスに片寄ってしまった犬は、、。
裏返せば、ちょうどよいバランスを保つだけのマイナスを経験できなかった犬。と言えるのではないでしょうか。



甘やかし過ぎて凶暴になった犬の飼い主さんには、、犬に我慢させる事や、叱る事に強い抵抗がある人が多いように思います。
可哀相に見えたり、イジワルをしているように感じる…と。


道の向こうにオモチャ屋さんを見つけた幼児が、赤信号でも道を渡りたいと要求しても、「信号が青になる迄待ちなさい」と我慢させる事が出来ない親は居るでしょうか?
それは、交通法を守る為だけではアリマセンよね。
その子の為。

信号の意味なんか理解出来ない年齢の子であっても。
必要とあれば、深く考えずとも、、親はマイナスを幼児に受け入れさせる事が出来る。
ただ、その時の心理状態を、そのまま様々な場面に当てはめてみると良いのでは、と思うのですよ。


散歩が大好きでどんどん歩きたい犬が居たとしたって、飼い主は信号で待たせますよね。
「何止まってるの?早く行こうよ〜」なんて犬がキュンキュン言ったって、待たせる。
、、それは、やっぱり法律を守る為だけではなくて、犬の為でもあるから。

信号で、落ち着いて穏やかに待てる犬は、何故待つのか?
「赤信号で渡ってはイケナイ」なんて人間界のルールなんか、普通、犬にとって何の意味も無いんです。
ただ、飼い主が"そうしなさい"と指示していると認識しているから、待つのだと思うのですよ。

飼い主が「一度だってマテなんて指示したつもりは無いんだけど?」と思っても、犬は、その時の飼い主の行動や態度や感情を感じとって、判断しているのですよね。

「犬に信号を待たせる事は可哀相だ」な〜んて考える飼い主さんは、、そうそう居ないのではないでしょうか。
人にとって、通常、信号待ちは空気のように当たり前の事で、わざわざ何らかの感情を揺り動かされるような事柄ではありません。
犬の目線で見れば、それこそ、無意識に、自分のリードを持ったまま、落ち着いて穏やかに、余計な考え等思いも浮かばず、ただ自然に、当然に、立ち止まって共に待つ飼い主の姿。。。
それがそのまま、犬にとっての指示やお手本になるのですよね。


散歩を中断し待つ事も、オヤツを待つ事も、、同じ「待つ」事で、犬にしてみればその意味に大きな差は無いと思います。

信号を待てても、オヤツを待てない犬が居るとすれば、、、それはその犬のせいだけではないのですよね
その状況によって飼い主の接し方や気持ちの持ちように、違いがある事にも要因があると思うのです。

片方は平気で待たせる事ができたのに、片方は何故だか可哀相に感じてしまう、飼い主さん、、。
何故でしょうね?
しかし、、飼い主のその感情の違いの要因が何なのか、、なんてのも、やっぱり犬にとっては何の意味も無いんです。
まあ、ミもフタもない言い方をしてしまえば、、それは飼い主の精神的な都合に過ぎない、という事ですワ。

思い出してみてくださいな。
「犬道!! シバツレ流(1)」の、あのイラスト達を。
ただ落ち着いて穏やかな心境で、犬に「待ちなさい」と待たせる、、事が出来ないのは、、何故なのか。


ひっきりなしに抱っこをせがむ犬は、その状況に於いて"ちょっぴり不幸"とワタクシは思います。
抱っこが好きな犬にとって、抱っこはプラスの出来事。
抱っこされている時だけ落ち着いている事ができる犬=抱っこされていない時に、心理的に不安定な犬。

これは、抱っこ状況に於いて基点が片寄ってる、と言えると思います。
一生、朝から晩迄抱っこし続ける事が出来れば、それでもいいでしょうが、、現実はそうではアリマセンよね。

そう言う子の基点を修正してやるには、抱っこされなくてもとりあえず落ち着いて過ごしていられる程になるように、抱っこの回数や時間を減らして行く事です。
裏返せば、抱っこを我慢する、というマイナス体験をさせてやる、という事。

ゼロを保持出来るようになるための、強い心を育ててやるのです。
それには、抱っこしたい飼い主自身の感情、抱っこをせがむ犬を断る時に可哀相と思う感情を、コントロールする事が必須となる事でしょう。

抱っこしてやっても、してやらなくても、、どちらも変わらず落ち着いて居られるようになれば、それが、"抱っこに於けるゼロ基点"が保持できている状態なんだと思いますワ。
それさえキープ出来るようになれば、その子は落ち着いて穏やかな状態で「抱っこ」を素直に喜べるようになっている、とワタクシは考えます。


こういう事も、専門家であれば、すぐに犬に納得させる事もできるでしょう。
そして、短期間でアッと言う間にバランスを取る事も可能かと。
しかし、やはりここでも、、そういうタイミングや強度の判断は、フツウの家庭犬オーナーには難しいのでは、と思います。

仮に出来たとしても、、、。
基点がある程度安定するまではその状態をキープし続ける必要がある、とワタクシは思います。
犬によっては、安定するまでに数ヶ月を必要とする子も居るかもしれません、、。
その間、持続する必要性についての、しっかりした理解や認識が無ければ、、また再発する可能性はあると思います。

これは、少しずつ、飼い主と犬と共に積み上げて成長していくのとは違い、ある日突然、ただの敷地に魔法のように家がポン!と立つようなものではないかと。
全く個人的な考え方なのですが、、短期間で構築したものは短期間で崩れやすい、、と思うのですよ。
こんな建物は、時間と共にしっかり馴染むまで、保守作業を必要とするような感じ、、。

時間をかけて、基礎からチマチマと建てていったものは、時間や手間は確かにかかるものの、一旦建ってしまえばしっかりしてるんじゃないかな、とワタクシは思うのですよね。

勿論、トラブルは早めに収まるに越した事は無いのですが、、。
だからと言って、、早急にクリアできなくても、それを焦ったり、恥ずかしく感じる事なんかこれっぽっちも必要無いと思うのですよ。
他人にどう思われようが、それは犬のシアワセには何の影響もアリマセンからね〜。


、、、長くなりましたので、今日はここまでにしておきますね〜ワハハハハ。
<続く>



今年のシバツレの更新は、多分これが最後と思います。
、、今年は事情により、クリスマスイブも、クリスマスも、、クリスマスケーキも無かったワタクシですが、、。
い、いえ、どうせ仏教徒なので無くったっていいんですけどね!!!!フン!!!←感情のコントロール不足

今年は、、、やっぱり、最後の最後で衝撃の人生経験をしました。
まさにオーマイブッ!!←ぶ、、仏教徒だから、、、。

その際、九死に一生を得たワタクシ。
不幸中の、超幸いでした。
この幸運を来年へ担いで年を越したいと思いますワ(≧▽≦)

皆様、良いお年を〜!!
by koryu_misumi | 2011-12-30 22:33 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(6)

犬道!! シバツレ流3

b0057675_2283012.jpg人が無意識に発しているマイナスの感情を頑張って制御してみましょう。という意味合いの事を、これまで主に書いてきました。

そこで、、。
今回は、、プラスの感情もまた同じように見抜かれるとヤヴァイ事もありますよ…という、ワタクシの考えを書きますね〜。


実際の所、飼い主が無意識に発するプラスの感情は、、犬にとってあまり害がない場合が多いと思います。

しかし、見抜くチカラが強い子には、これが意外と逆効果になる事があるようなんですよね。
欧米犬種では、それが逆作用する事はあまり無いかも、と思いますが、、やっぱり個体差もあるので居ると思います。
そんで、ま、、まあ、ハッキリ言えば日本犬にはそういう子は多いと思います。


ん〜何を言ってるか良くワカラン。という人も多いかと思いますので。。


例えば。
しつけの本などで推奨されている事があるようですが、、。
「褒めるときは、わざと大げさに褒めて育てましょう」というような、やり方ですね。

これが実際に人の眼に見える光景。
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ええもう、相変わらずモデルはワタクシと平蔵ですよ

しかし、、、犬は「ココロの眼」で見抜く。
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態度でどんなに大げさに振る舞ってみせても、、実際、本心はそこまで褒めてないんだと言う事を見抜かれてしまうワケですな。

マイナスの感情とは逆作用になってるのが判りますかね?
犬にしてみれば「嘘つき!」とか、、「白々しい」とか、、、。
「どうして考えてもいないのに、そんな動作をするの?」、とか、ね、ワハハハ!!!
↑平蔵の冷ややかな視線を耐え抜いて来た人


「前振り」記事で冒頭に登場してもらったワンフレンドさんのひとりとの出会いのきっかけは、このような原因があったと思います。
レスキューした柴犬に、、「陽性強化教育」がサッパリ効かない。オヤツも効き目が無い…。
それで、別のワンフレンドさん経由でワタクシの事を知られる事となり…少しでもお役に立てる事ができて、有り難い事ですワ。


見抜くチカラが強い子を前にした時。
彼らには、ウソや、不意打ち、だまし討ち、ごまかし、建前、ほめ殺し、猫なで声、、そんなモノは通用しなくなります。
それどころか信頼や尊敬を損ね、逆効果になる事が。

よく「沢山話しかければ必ず通じる」「心を込めて話しかければ必ず通じる」、そんな声を聞く事がアリますよね。
ワタクシも、その通りだと思いますワ。
しっかり心がこもっていれば、犬はそれを感知出来ると思う。

が。
そう言いながらも人は、無意識に「言葉」に頼ってしまい、気持ちがなおざりになってしまう。
そう言いながらも、心の何処かに「やっぱり犬だから。ホントに判る訳無い」という気持ちが、一片のカケラでもあれば、、、、。
それもやはり、チカラの強い子には見抜かれてしまうと思うのですよね。

そう言う子が求める飼い主像とは、、、。
「犬道!!シバツレ流(1)」の最後の方にも似たような事を書きましたが、、。
自分に正面から、、裏表無く、素直に、真に向かい合ってくれる人なんだと思うのですよ。
「人と犬」という型にハマってしまうと、見過ごしがちな事だと思います。
しかし、、ワタクシにとって、そういう出会いは、天の贈り物のように有り難く感じてしまうんですよね。
、、自分を叩き直す手伝いをしてくれるからですワ。



ここで。
プラスの感情における、ワタクシの考え方を紹介したいと思います。

世の中には、嬉しい、楽しい、、そういうプラスの感情でタップリの犬の姿こそを「犬のシアワセ」と考えている人が意外と多いのではないか、と思います。

美味しいオヤツ。
楽しいボール遊び。
友達とのおいかけっこ。。

それを「シアワセ」と捉えてしまうと、犬はホントウのシアワセを得られないのでは、とワタクシは考えます。

どんなに楽しくても、毎日、遊園地で遊び回る事はシアワセでしょうか。
どんなに好きでも、世界各地を旅して回り続ける事はシアワセでしょうか。
どんなに美味しくても、朝昼晩と、更に美味しいご馳走を食べられるのはシアワセでしょうか。


、、、そうではないと思うのですよね。
楽しくてヘトヘトに疲れるまで遊び果てても、、最後には楽しかったな〜と思いながらノンビリ疲れを癒せる所がある事がシアワセなのではないでしょうか。

どんなに旅行が好きでも、、「あ〜やっぱり家が一番ゆっくりできるな〜」なんて言いながら、最後には旅から帰って安物の部屋着でも着てだらしなく手足を伸ばせる事がシアワセなのではないでしょうか。

、、美味しいモノを食べ続け、その味に飽き、もっと美味しいモノを、と追い続ける事は、、シアワセではアリマセンよね。
「美食家は不幸だ」と言われる事がありますが、、それは世界中の美味しいモノを食べ尽くしたら、その後にはもうソレ以上の"美食家のシアワセ"が残ってないから。

ホントウのシアワセは、世の中に、色々なマズいもの・美味しいものがあったとしても、、その中に、変わらない美味しさを感じる事が出来る事ではないでしょうか。
それは、おふくろの味や、家庭の味、ふるさとの味、、お世話になったあの味、、。
舌に感じる味に揺るがされる事の無い、、、心の味、ソウルフードです。
心が落ち着いて穏やかになれる味が、心の中にある事がシアワセなのだと思うのですよ。


まるで中毒のようにオヤツをギラギラとガン見する犬は、シアワセでしょうか。
オヤツをくれない飼い主に腹を立てる犬は?

ボールで狂ったように遊び続ける犬はシアワセでしょうか。
飼い主がもうオシマイだよと取り上げようとするのを噛みつく程ボールに執着している犬は?

嬉しい事、楽しい事ですら、行き過ぎれば、シアワセと呼ぶには、ほど遠くなって行きますよね。
しかし、落ち着いてオヤツを喜ぶ子はシアワセだと思いますし、いつでも飼い主さんの呼びかけにボールを放す余裕がある子はシアワセだと思うのですよ。

オヤツを必死で待つ仕草やボールに夢中になっている姿は可愛く見えます。
しかし、これもまた、、ピンポントラブルと同じで、、一緒になって喜んでいるうちに、過剰になっている事に気付かず放置してしまう。
そして、犬は逆に「過剰に興奮していい」と学習してしまう。
時に、ホントウに"中毒"と呼べる程になってしまう、、。


やはりここでも、愛犬の「嬉しい」や「楽しい」等が行き過ぎているかどうかの判断は、それなりの知識や経験が無ければ、難しいのではないでしょうか。
「眼の色が違う」なんて教えられても、、イマイチ「ピン」と来ないもの。
勿論、専門家であれば犬の様子を見て、その子のピークを判断出来るし、「これ以上は過剰になります」「この辺りでやめて落ち着かせましょう」と出来るはず。

これらも前回書いた事と同じように、、飼い主の、穏やかで落ち着いた姿が必要になるのだと思いますよ。
楽しい事でも、普段から、飼い主自身が犬以上に感情的にならない事、、。
そして、楽しい事の間に、タイムを設けたりして、意識的に落ち着く事を取り入れつつ、それを憶えさせて行く事が大事なのではと思います。



、、、というワケで!!!
これまで書いて来た「犬道!!シバツレ流1〜3」をひっくるめると、、。

イキモノは、常に揺れ動く感情の狭間で生きていますよね。
そんな日々の中で、、。
怖い、悲しい、イヤな事等があっても、最後には穏やかで落ち着ける、心のよりどころがある事。
嬉しい、楽しい事等があっても、これまた、最後には穏やかで落ち着ける、心のよりどころがある事。

"穏やかで落ち着いた"とは、これらプラスとマイナスの間にある、、「ゼロ」のようなもの。

つまり、、犬がゼロをしっかりと保持出来ている事が、シアワセな事であり。
自分がマイナスやプラスに、過剰に片寄った時・片寄りそうな時に、ゼロの状態に導いてくれる人を、上位の存在として認識する、とワタクシは考えております。

仮に「喜んでいるかも、怒っているかも判断できない」…なんて事があっても「犬が興奮している」という事は判りますよね。
犬の感情がどちらかに片寄った時、それはたいてい興奮している時が多いです。
勿論、特にトラブルになってなければ、わざわざコントロールする必要は無いと思いますが、、。


そのための「まず飼い主の感情のコントロール」なのです。
自分自身がゼロを保つ事ができなければ、犬をゼロに導く事は出来ませんからね〜〜。

ゼロを保つ自信がなくとも、せめて犬の前ではそう振る舞う事、、。
そしてそれがバレないように頑張ってみる事、、、。

どうすればいいか判らないときは、お手本になりそうな人を思い出して、その人を演じてみると良いでしょうね。
昔の偉人さんとか、、、落ち着いて穏やかで、しかも、キリリと威厳のあるような人が理想像です。
、、、思いつかない場合は、コレを思い出してもいいですよ、、。

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、、、、いいんですよ、、吹き出しても。。。
悲壮な気持ちで頑張るより、ちょっとほがらかな余裕があるくらいの気持ちの方が、、やっぱり犬もそれを察知しますからね〜。

、、、てか、是非コレを理想像としてもらっても構いませんけど!!!!
著作権料は毎月末にカード、振り込み用紙(コンビニもOK)で……


まあ、ぶっちゃけ、他の家族が替わりに犬の散歩に行ってくれてる間は、オタオタしようが、怒髪天やろうが、何やらかしたって良いと思うんですよ。ワハハハ!
部屋の空気を入れ替えてしまえば、バレないと思いますしー(≧▽≦)/))

犬が一緒に居る時だけ。
頑張る対象は愛犬オンリ〜。
なにも世界中を相手に頑張る必要ないんです。
たった一匹の犬のためだけ、、いや多頭の場合はその頭数分になっちゃいますが、、(≧▽≦;;)、なら、頑張れるのではないでしょうか。



最後に余談ですが、柴犬同士の集まりがあると、こんな声を良く聞きます。
「犬達は、最初ちょっとだけ遊んでしまうと、後はみんなマッタリと落ち着いてしまう。もっと弾けて遊んでくれてもいいのに」とね。

ワタクシは「こうやって同じ空間でマッタリ出来るってのは良い事なんですよ」と、言ってます。

たいてい、ドッグランで犬を遊ばせたい飼い主達は、もっと飛び跳ねてはしゃいで欲しいと思う、、。
しかし、こうやって集まって、ひとときの間でも、同じ群れの仲間として皆が穏やかで落ち着いて過ごせるという事は、、ホントウは素晴らしい事なんだと思うんですよね。
まさに、野生が貴重な瞬間を穏やかに過ごす、、、あれと同じような状態です。

そんな飼い主さん達は、是非、残念に思わず、喜ばしい事と思ってもらって欲しいなあと。個人的要望ですが(≧▽≦)


、、日本犬は、沢山ある犬種の中でも、成長とともに精神的にも成熟する犬種だと思うのです。
ワタクシが接して来た感じで言えば、、そうやって遊ぶのはたいてい子供〜若い頃が多く、成長すれば、野生生物のオトナ達が満喫するのと同じ種類のシアワセを求めるようになる子が多いと思います。

しかし、外来犬種には、幼児性を保ったままオトナになる犬種も少なくないと感じるのですよね。
だから何歳になっても子犬のように遊べるんだと思うんですが、、。
逆に、落ち着きたい犬達から見たら、、群れの安定を揺さぶる行動と受け取る事もあるかもしれませんね。
、、この辺りが、ドッグランで微妙に日本犬が浮く事が多い要因では、、(≧▽≦;;)

勿論、日本犬にも個体差はありますし、、早めに去勢や避妊をする事で幼児性が保たれる事もあるようですけどね〜〜。


「犬道!! シバツレ流」、次回から、新しい巻物を紐解きたいと思います〜(≧▽≦)
by koryu_misumi | 2011-11-28 22:33 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(8)

犬道!! シバツレ流、その2

前回の「犬道!!シバツレ流」記事に載せたラクガ…い、いえ、イラストを見ても、イマイチ「ピン」と来ていない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、、、割合と身近な、よくある光景を描いてみたいと思います。

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これを前回同様、、、ニンゲンの何倍もの感覚で感じているとしたら。。

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これは、来客の際、過剰に反応する犬と暮らしている方なら、、少しは心当たりがあるのでは、と思いますワ。

そう、ピンポンとなって、、勿論ドキッとするのは誰にでもアリでしょうが、来客を待たせては悪いという気持ちからか、慌てて出迎える人は多いのではないでしょうか。

犬はこの時の飼い主を、そのニンゲンの何倍もの五感で感じ取っています。
例え同じ部屋に居なくても、慌ててパタパタと動く物音や足音に、飼い主の感情の動きを察知するのですよね。
勿論、個体差もあって、こういったモノゴトを感知しても気にしない犬だって沢山いますけどね。


前回の記事のイラストを見て、ある事にお気づきでしょうか?
それは、犬の感覚で捉えた"ヨロシクない"光景に「落ち着きなさい」という「人の言葉」を入れていない、という事です。
犬は、単語を200語くらいは憶えられる…という説もあるそうですが、、犬が五感で「感じて」いるのは、総合的な飼い主の姿。

犬がどちらを主体に飼い主の意思を受け取っているか、、、ワタクシが書きたい事は既にお分かりですよね?



というわけで、、上のイラストを犬的感覚で説明するとしたら。
「この音!?ママ!?緊急事態なんだね!?」
、、、と犬に思わせているのは、飼い主自身なのですよ。



生まれて初めてピンポンを聞いた時、犬にとって「ピンポン」は"ただの聞き慣れないビックリする音"に過ぎません。
もし、そこで犬がパニクったら、「落ち着きなさい」とすると良いのですが、、たいてい、人は待たせている来客の方が気になるはずですので、そのまま放置してしまう事も多いと思います。

しかし、来客が来る度に、これを繰り返す事で、逆に犬はピンポンとなると興奮する事を、、「学習」してしまうんですな。。
そして、他者への認識とセットになって、だんだん来客時の対応がアヤシくなっていく…。

お客さんを前にギャンギャン吠える、、そこで初めて「●ちゃん、静かに!」と注意する事が多いのではないかと思いますが、、、。
実際、この問題の「芽」はもっと早くに摘むタイミングがある、というワケです。

それは、ピンポンを聞いたら、まず飼い主が落ち着く事。
その態度を、その行動を、犬に示す事ですワ。
急がば回れ。ですよ。

慌ててお客さんを迎える前に、自分を落ち着かせ、それから犬を落ち着かせる事です。
、、勿論これまで吠える事を「学習」してきているので、そう簡単には変わらないかもしれません。
どうすれば、犬が落ち着けるか、試行錯誤をしてみると良いですね。

お客さんに申し訳なければ「呼び鈴が鳴ってから出迎える迄しばらく時間かかりますのでご了承ください」なんて張り紙をしておけば、、「おや、呼び鈴の調子が悪いのかな」なんて勝手に待っててくれるのではないでしょうか。
いや、あんまり待たせ過ぎてもアレですけどね、、。程々の所で、積み重ねて行きまっしょ

オヤツで落ち着ける事が出来れば使ってもいいでしょう。
犬は、距離感がある方が、より興奮状態から遠ざかりますので(距離感などは、また別機会に書きますが)、玄関から遠い場所に誘導してやってケージ等でオリコウにしてもらったり、、、。

友達に手伝ってもらうと良いかもですね。
そうすると時間も回数もチャレンジできますので、、思い切ってピンポンとなってもすぐに動かず、知らんフリして読書を続けてみるというのもいいでしょうね。
犬は延々と吠えるかも知れませんが、、、「アレ?玄関に走って行かないの?」とやがて落ち着くと思います。
そうなってから、褒めたり、オヤツをあげたりして、落ち着いてゆっくりと玄関に友達を迎えに行く…。
こういう事を何度も繰り返せば、ジワジワ効果が出てくるのでは、と思います。

専門家であれば、これは支配性から来るものだとか、他者への恐怖から来るものだとか、、こういう性質だからアレコレと、、すぐさま判断出来るでしょう。
そして、その犬の片寄りを根本的に整えるべく、それに応じた接し方やタイミングで、対応するのが専門家だと思いますワ。
だからこそ、アッと言う間に解決したり出来るというワケで。

しかし、それらは判断出来なくても、、、時間はかかっても自分が落ち着く事、犬を落ち着かせる事が出来れば、、それが解決への道筋なのだと思うのですよ。
専門家のようにアッと言う間に解決できない替わりに、繰返し繰り返し積み重ねる事で、同じレベルに達する事ができると思います。
一度で100メートル進む事は出来なくても、10メートルを10回、1メートルを100回進めば同じ事なんですよね。

勿論、まずここで「焦って」はイケマセンよ〜〜(≧▽≦)ワハハハ。


ピンポントラブルに限らず、、。
犬が落ち着く為に10分でも30分でも、自分も心から落ち着いて費やしてみるのも、、たまにはオツだと思いますよ。
たった10分が、、実際にはどんなに長く感じる事かと。
それは、視点を変えれば、、人の数倍の早さで生き抜く犬にとって、遥かに長く意味のある時間になるのではないでしょうか。

可愛い愛犬の為に、飼い主達はドッグランに行き半日や数時間を使いますよね。
同じように、愛犬が抱えるトラブルを解決するための10分も、、どれだけ愛情に満ちている事でしょう。
自分の長い時間のほんの一部を、その子の為に費やしてやっても、、決して損は無いと思いますよ。



慌ててドタバタと用意して出かけてしまっていませんか?
「お留守番可哀相に」と思いながら出かけてしまっていませんか?
散歩の際にサッサとウンチをしろと、イライラしてしていませんか?
他所の犬をチラっと見ただけで、ドキドキしていませんか?
ゴハンをセカセカとせわしなく与えていませんか?
雨の散歩の時にイヤだな〜と思っていませんか?
甘噛みで叱る時、痛さにムカッとした勢いで、"怒って"いませんか?
……。

ワタクシもかつては通った道、今も通りつつある道です。
気づかない内に自分が発していた、犬の五感に感じる全てを、、頑張ってコントロール出来るように、自分自身を育ててみましょう。

ピンポンでドキっとしたっていいんです。
咄嗟にウグッとそれを飲み込んで、、落ち着いて、ゆっくりと穏やかに行動する事を頑張っている飼い主の姿も、、やはり犬はちゃんと感じ取ると思うんですよね。


ちなみに、、我が家の犬達は来客に吠える事がありますが(≧▽≦;;;)
ピンポンは関係ありません。
ピンポンがなる前に、車の音や人の足音で判断しているようです。
郵便や宅配便や近隣の人々や、玄関内で用事を済ます事の多いお客さんはほぼ吠えず。

平蔵は家に上げるお客さんが大大大好きでヨロコビ吠えします。
伊佐蔵は知らない人には警戒吠えする事がありますが、吠えない事もあります。相手の反応次第と、平蔵の影響がアリ。
珊瑚は、何でもふたりにつられて吠えちゃうタイプ。

我が家では、来客の場合、平蔵の「嬉しい」を抑制するのが最も効果的…なのですが(≧▽≦)
実を言うと、攻撃してる訳でも怖がってる訳でもないので、あんまり抑制しておりません。。。


<続く>



追加パブコメ求めております!

お盆の頃のパブリックコメントのおかげで、日本の犬世界、わずかですが良い方向へと向いて来ているようです。
そこで、更に追加のパブリックコメントが求められております。
ご意見を投稿いただければ、犬世界も更に方向性がしっかりして行くのでは。
チェック方式ですので、2分もあれば終ります。
皆様のほんの小さな時間と、チカラを、よろしくお願いいたします。

●コチラに沢山のリンクがあります●

http://doubutukikin2010.blog58.fc2.com/blog-entry-322.html

by koryu_misumi | 2011-11-23 21:15 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(0)

犬道!! シバツレ流

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犬と暮らす上で、たいていの人が思う事は「愛犬にはシアワセになってほしい・居て欲しい」という事ではないでしょうか。
しかし、そうなってほしくても、なかなか思うようにいかないのが現実ですよね。

で、、犬にとってシアワセって、どんなんだろ?と考えると、、。
皆さんご存知のように、ワタクシの"対チビズ"の「お手本」は野生生物の生き様。

野生で生きるイヌ科の生き物が、最も満ち足りたシアワセいっぱいの瞬間と言えば。
、、それは、お腹を満たし、安全と安心が充分に感じられ、何の悩みもなく、果てしなくリラックスしている、、そんな瞬間ではないかと思うのですよね。
頭の中をぼ〜っと気持ちよく空っぽに出来て、その穏やかな時間を満喫している、、、群れ全体がそんな雰囲気に包まれている時、、。

しかし、野生では、そんな瞬間はそう多くは訪れないでしょうね。
たいていは空腹で、周囲に気を配り、食べる為に命がけで狩りをし、食べる時でさえ、群れによっては奪い合い、、恋のシーズンや子育てだって常に危険と隣り合わせなのでは。
彼らの日常の多くはこのように感情的に揺れ動いている状態が多く、穏やかで満ち足りた瞬間は貴重なものではないかと想像します。

その、群れにとって最高の瞬間を、より確実に、安定して提供できるように導くのは、、ボスや上位陣の務めだと思うのですよね。
そして、その能力が高い程、群れの上位に居る率が高いのでは無いのでしょうか。

狩りの時や危険が迫った時など、真っ先にパニックを起こしていていては、群れは導けません。
群れの中でもめ事が起きた時なども、それを収める冷静さが無ければ、誰も頼りにしないでしょう。
いつもピリピリしたり、イライラしているようなトップでは、群れ全体も精神的に落ち着けない。
勿論、ちょっとした事でビクビクおどおどしているようでは、まず、群れがトップとして認めないでしょうしね。

裏返せば、上位のモノは、群れ全体を安定した状態に導く為に、群れの誰よりも精神的に安定し、沈着冷静である事が求められるのでは…。

テレビなどで、時たま猿山のボス交替のニュースがあるのを見た事があるでしょうか?
ただ、腕力が強いだけの暴力的な個体が、たまにボスとして君臨する事がありますが、、、実際そういう個体がボスである期間は短いようですよね。
そういう個体がボスに座ると、群れ全体の穏やかな状況が減り、反発が表面的に現れ、もめ事が増え…。
長期間君臨するボスは、チカラの強さも当然持っていますが、それでけではない、、。
、、それは「精神的な強さ」だと思うんですよね。

とまあ、こんなハナシは、、多分、どんな本等でも言ってる事なのでは、、と思いますワ。



で。
『それが出来れば、こんな苦労なんかしてないよ〜〜!』
コレでしょ、やっぱり(≧▽≦)ワハハハ。←ヒトの事は言えない

『犬道』の最初の巻物は、、。
秘技!「シバツレ流、(犬から見たら)ボス(上位)らしく見えるために」

いやもうここで書いている以上、"秘"でもなんでも無くなってるワケですが、、。

犬の表情とか行動とか良くワカランでも、とりあえずコレなら修行できるのではないでしょうか(≧▽≦)
「ホントのボスになんてなれるかどうか…」
そんな自信が無い人でも、とにかく犬にバレなきゃいいんです。ハッタリでも〜ワハハハ!
バレないように頑張ってる内に、いつの間にかバレない技術が身に付いていくモンだと思うんですよね〜。
実際、ワタクシは以前よりバレなくなりましたし(≧▽≦)/))

茶道なんてそうじゃないかと思いますよ。
最初の内はとにかく型通りに行っているうちに、いつの間にか、その型に込められた様々な先人達の想いや、茶の奥深さ、茶のホントウのココロが見えて来るように、、真に学ぶべきものが理解出来る自分が、後からついてくるような?
あ、スイマセン、、、茶道を本気でしてる人、、比較するにはちょとレベルが、、?(≧▽≦;;;;)

、、え?もう眼が疲れた?
本番はこれからですよ〜ワハハハ。




シバツレでも時々言っている事ですが、犬の五感は人のものとは比べられない程、優れていますよね。
嗅覚や聴覚を筆頭に、人にはサッパリ感知出来ないようなモノゴトを感知出来るイキモノ、犬。

我が家に遊びにきてくれる人が、チビズを相手にオヤツを与えてくれたりするのですが、たまに

「マテ!!マテよ〜〜!マテマテマテ」

な〜んて言ってくれる人がいらっしゃいます(≧▽≦)

そんな時にいつも言うのが「犬は人に比べて、もの凄く耳がいいんですから、そんな大きな声で言う必要ないですよ。それに、そんなに何度も言わなくても充分聞こえてますって〜」です。
そこのアナタですよ!ワハハハ!!

試しに、声も出さず、ほとんどアイコンタクトと「気持ち」で、「ヨシ」を伝えてもらうと、、、ちゃんと通じるんですよね。
犬が人に集中している時、、犬は、人の微かな眼やまぶたや身体の動きや、身体から発する様々な五感に感じる変化を、ちゃんと見切る能力を持っているのです。

3月の震災の後には「ニュースを見て不安定になっている人もいらっしゃるでしょうが、犬がそれを察知して具合が悪くなる事もありますから気をつけましょう」というような事も書きましたっけ。(「これから春が」)

人は、犬の五感に感知出来る様々なものを、常にカラダから発している。
しかし、その自覚はほとんどアリマセン。

、、つまり、人は、人が思うより遥かに、犬に対して自分の情報を与えてしまっている、という事ですワ。
おそらく、人が感じるレベルの、、それこそ何倍も強く増幅して感じ取っていると思いますワ。


というわけで、ワタクシはこういう風に考えております。

例えば、こんな時。
犬が軽いパニックを起こした状況を想像してみましょう。
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あ、モデルはワタクシ&平蔵

ワタクシは、けっこう気が短いんですワ。こう見えても。←?

で、人には上のように感じ取られる光景が、、、人の何倍も増して感じ取る事が出来る犬には、こう感じられるんじゃないかと。











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ホームページを始める以前は、、よく感情的になって平蔵を怒っちゃってました、、、。
もう10年以上前、、?歳取るはずだ〜
でもね、、怒りに我を忘れて、感情のままに平蔵の眼をのぞいた時…そこに自分が写っていたのですよね。
平蔵は、人の何倍もの感覚で、この自分を見ている。
ニンゲンにしてみれば、3〜4歳程度の知能を持つ相手に、、これでは虐待と同じだと思ったんですワ。

勿論、今だって、感情を無くしてしまったワケではありませんので、腹が立つ事は往々にしてありますよ〜。
しかし、咄嗟にそれを自制するように心がけています。

他には。
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とかね。

まだまだアリマスよ。
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これはね〜、、、ワタクシはあまりしない方ですが、、けっこうよく見る光景です(≧▽≦)
散歩コースで会う、ギャン吠えワンコの飼い主さんで、、。
遠くに我々が居るのが見えただけで、、それこそ"こんなに遠いのに"、飼い主さんが慌てているのがハッキリ判る程。
まだ犬がコッチに気付いても居ない時からね〜。

、、で、犬はそれを察知して「どこかに居るんでしょ!?」と我々を捜す事だってあるんですな。

更には。
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これは、けっこう冷や汗とともに犬が嗅ぎ取る分泌物を大量放出していると思いますので、、。
ビビりの犬には気の毒かと思いますワ。
よく警察犬が人ごみの中でもガンガン逃走犯を追う時には、、こういう時に放出量が増える分泌物を、より嗅ぎ取っているから、、とテレビかなにかで見た事があります。

まだまだ。
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中途半端な同情は、時として無関心よりタチが悪い事がありますので、、。
犬によってはそうならないように導いてやりたいものですね。
要するに「同情するならカネをくれ!」という、某ドラマの有名セリフと同じ事ですね〜。

これに近いハナシで、カミナリ恐怖症についてちょっと書いた事がありますが、根っこは一緒だと思いますワ。(「ジロウのオジサン、納得する」)


とまあ、とりあえず数例描いてみました。
、、、犬の感覚には、こんな風に感じられるんじゃないかと、ワタクシ常日頃思ってるんですよね。

これでは犬が落ち着くわけアリマセンよね。
犬にしてみれば「オレに落ち着けって言う前に、まずオマエが落ち着けよ(怒)!」という、、(≧▽≦)
もしくは「アナタがこんなんじゃ、オレだって落ち着けないよ〜〜〜!!」とかね。
ヒドい子になったら、もうそれだけでパニクっちゃう。「ママがパニクってる!もうダメだ!!うわあ!」

ぶっちゃけ「自分の事は棚に上げて…」です。
犬は従う気にならなかったり、信頼出来なかったり、安心できなかったり、、、。

要は、犬を落ち着かせたい時は、まず自分自身が。という事で、、。
ワタクシ自身もなかなか難しいですが、チビズと接する時に、これを理想と目指して"修行"しております。

理想はコレかな。
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なんかもう、これスッカリワタクシじゃないみたいですが…

というわけで。
犬は、人の行動に精神状態が伴ってない事を、人が思うよりずっと見抜くのだと思うのですよ。
勿論、犬にだって個体差があって、可愛いニブチンやボンヤリさんも居て、、ワタクシはそう言う子もタマラナく愛しかったりするんですけども。

ただ、これだけは言える事なのですが、、。
人はたいてい「そのつもり」では居るものの、実際にはそうでない事が往々にしてあるようです。

よくこういう事アリませんか?
「そんなに怒らないでもいいじゃない」
「、、怒ってねーよ!!」←、、、怒ってるやんケ、、、。


もし上に並んだラクガキを見て「これ、、私、そ、そうかも。」と自覚があるようでしたら、、、。
正直言って、自分自身の「そのつもり」というのは全然アテになりませんので(≧▽≦;;)←勿論人の事は言えない
自分の状態がどんな感じか、第三者に正直に見てもらう事をお勧めいたします。
「今、私イライラしてた?」とか「今、私焦ってた?」とか「今、私ビビってた?」とか、とか、とか、、。
奇譚の無い意見を言ってくれる家族や友達にでも、聞いてみると良いですね。
もしくは、まさにその瞬間の自分の顔や雰囲気を、鏡で見てみる事でしょうか。

自分のココロの中の感情の有り様に気付いたら、そこで深く深呼吸をして、、。
静かに澄んだ湖面のように、暖かな日差しの中の草原のように、心の底からそうなれるように、頑張ってみては如何でしょう。
ワタクシも、毎日毎日頑張っておりますよ〜(≧▽≦)



残念な事に(嬉しい事に!?)日本犬はこれを見抜く能力に非常に長けている犬種だとワタクシは思います。
しつけやトレーニングでこじれてしまう日本犬の多くは、こういう要因があるのでは、と思うのですよね。
特定のしつけ法やトレーニングを行う人が、それに行うに相応しい精神状態でなければ、、、見抜くチカラが強い子程、こじれる可能性があるのでは、、と。

犬に個体差があるように「やり方」にも多種多様なものがあり、「"この犬"にはこの方法が向く・向かない」というのがあるのは当たり前だと思います。
しかし、そこでないがしろにされがちなのが、飼い主や家族の精神状態ではないでしょうか。
「"この飼い主(この家族)と犬"にはこの方法が向く・向かない」という所迄突き詰めると、人と犬の暮らしはもっと良くなって行けるのでは、、と思いますワ。

人と犬の暮らしをより良い方向に導くには、犬だけを導くのでは片手落ちになるとワタクシは考えます。
勿論、ワタクシ自身も例外ではアリマセン。


人と、真に意思を伝えあいたい時、我々は真剣に向き合って話しますよね。
一時の感情で"我を忘れた状態"では、真に意思を伝える事は出来ないのではないでしょうか。
犬も同じだと思いますワ。
犬にホントウに伝えたい事がある時、真に落ち着いて穏やかな心境で居る事が出来れば、、また、そう頑張っている姿勢を感じ取る事が出来れば、、彼らは応えてくれるのではないかと思います。

嘘発見器だって、、訓練すればダマせるようになれるんだそうですからね〜〜!(≧▽≦)


<続く>
by koryu_misumi | 2011-11-17 15:05 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(10)

とりあえず前フリ

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以前、ワンフレンズと犬のハナシで盛り上がっている時に、ふと、こんな言葉が出ました。

「片寄ってる犬の飼い主さんって、自分の犬が片寄ってるって判ってない人が多いですよね?、、アレ、どうしてなんでしょう?」

この「片寄り」というのは、精神的な片寄りの事です。

ワタクシが最初に思い浮かんだのは「やっぱり自分ちの犬しか知らない人が多いからじゃないのかなあ」という事でした。

このワンフレンズは、レスキューに関わっている人達ですので、、沢山の犬達を見て来てます。
だから、精神的に安定している犬の状態がどんなものか判断できるだけの、経験と知識の積み重ねがあるのですよね。

、、勿論、ただ、多くの犬と暮らして来たから判断力がつく、というワケでもないですけどね。
ワタクシの行動範囲内には、多くの犬達と暮らして来ながら、犬への理解がほとんど無いような方もお見受けします。


b0057675_23242432.jpg例えば。
ある家は、多くの様々な犬種の犬を代々一頭飼いして来ているのですが、、この「多くの」と言える理由は、なんと、犬達の寿命がとても短いからなんですワ。
それは身体が弱かったとか、病気がちだったとか、そういう理由ではないようです。
ただ、ワタクシが見ている限り言える事は、全ての犬が非常にストレスフルな毎日を送っていました。
、、、いえ、今も、、。

チョイと指摘した事も過去にはあったのですが、、それが問題であるという認識がほとんど無い為、真剣に受け取られる事はありませんでした。
ずっとこういう暮らしをしてきたこの家にとっては、それが「フツウ」なのですワ。

今の犬が長生きできるかどうか判りませんが、、この家は、これからも、何の疑問も持たずに新しい犬を迎える事でしょう。
(勿論、機会があれば何度でもチャレンジしますが)


b0057675_23243381.jpgまた、ある家も、同様に数頭の犬達と暮らして来られたのですが、、。
こちらは皆、穏やかで長生き、、シワアセな犬生を送ってきた。
、、、しかし、運が良い事に先代までの犬達が皆、性質が穏やかで特に問題も無いような子達ばかりだった為に、、最後に迎えたちょっと難しい(先代と比べれば)犬がサッパリ理解出来なかったのですよ。

この飼い主さんは、、たまたま問題無い子とばかり暮らして来たおかげで、犬を理解する力を養う必要があまり無かったのですよね。
犬の事を深く理解出来ないままでも、充分シアワセに暮らせてこれていた。
コレ自体は全く悪い事でもなんでもなく、、ただ運が良かったんだと思いますワ。
そしてこの家にとっては、それが「フツウ」だったのです。

最後の犬の事を「この犬は頭が悪い」と言われておりまして、、。
ワタクシの目の前に立っていたその犬は、、確かに表情豊かな犬ではありませんでしたが、頭が悪いどころか賢い子のように見えたので、、気の毒になった記憶があります。
いや、だからと言って、その子が可愛がられていなかったワケではアリマセンけどね(^^)

そういや、面白い事にどちらの飼い主さんも、、犬が警戒して尻尾を振るのを見て「喜んでいる」と言われていたのを憶えておりまする、、、、(汗)。


b0057675_23344767.jpg、、とまあ、犬を判断する能力は、一緒に暮らした頭数が多いから培われる…というモノでもないようで。
裏返せば、たった一頭としか暮らした事が無い人や初めて暮らす人でも、それ故に経験不足である事を恥じる必要は無いのでは、、。

比較判断力を養う機会や環境や状況ってのは、そう誰にでも恵まれているワケじゃないと思うんですよね。
勿論、養えるに越した事はありませんけどね〜。



b0057675_23244035.jpg単純に、自分の犬とどう接すればいいのか、どう育てればいいのか、これでホントウにいいのだろうか、、これは全ての家にある課題だと思うんですよね。
また、自分の犬が問題を抱えている事に、本意ではないにしろ気付かないまま暮らして居る人がどれだけいるのだろうかと。

犬だって、世界にたった一頭のその犬。
表情や行動を読み取りにくい子だって居るし、社会化未発達の子だって居るし、神経質だとか、臆病だとか、イケイケ(死語?)だとか、、ひとつとして同じ犬は居ないんですもんね。
それに対して、世の中にはこれまた山ほどの情報が溢れ返っているワケですナ。
トレーニング方法、道具、、も〜選択しようったって、どれを選べばいいかもワカランぞ〜〜って位じゃないですかね〜。
そこでまた悩んじゃう。
このやり方はホントウにこの子に合っているのか?
この道具はこの子に合っているんだろうか?



b0057675_23241737.jpgそれで、、ふと、ワタクシとチビズの暮らしの中の、ある考え方をシバツレで紹介してみようかと思ったのですよね。

それは、犬にどういうトレーニングをしなさいとか、どういう道具をどう使いなさいとか、そこにポイントを置いているものではアリマセン。

実は、相談される度に、色んな性質や犬種や家庭環境…様々な条件に対する対処方法を伝える中で、、それと一緒に、全員にではありませんが多くの家庭に、何度も同じ事を伝えている事に、ある時気付きまして。
考えれば「何度も同じ事」を伝えていると言う事は、犬の個体差等にも左右されない事だよな〜と思い当たり、、。

上記のワンフレンズさん達とのあの会話の後で。
ふと、その時に、コレなら経験や知識が無いような方でも、出来るんじゃないかな、、と思ったのですよ。
犬を判断するチカラに自信が無くても、とりあえず誰にでも出来る事。
トレーニングでもないし、シツケでもないし、、、ん〜、接し方、、暮らし方、、、何と説明しようかな。


b0057675_23343997.jpg、、もうテキトーに名前つけちゃうゾ。
「犬道 シバツレ流!!」、、、とか、、そんなカテゴリでも作っちゃうかな。
アレですよ、「茶道」とか「剣道」とか、の「道」ですよ。

、、名前はさておき、近い内に、これをテーマに時々記事を書いてみたいと思いますワ〜。
通常の日記の合間にでも、ボチボチとやっていこうかな、と。
とりあえず今日は"前フリ"という事で。

、、、いや別にもったいぶってるワケじゃありませんよ、ワハハハ!
コレ、多分書くとなると長文記事になるのは目に見えてますので、、暇がある時にボチボチやって行きます。
ちょと今仕事でドタバタしてますので〜落ち着き次第、始めようと思います〜。
by koryu_misumi | 2011-11-14 23:40 | 犬道!!シバツレ流 | Comments(22)